「みきBLOG」 ステンドグラス工房の一日
講師として・・・ クリエーターとして・・・


ナンシーのマジョレル邸
[テキスト版]2019/11/12
これまで、5回にわたって 「ナンシー派美術館」 のレポートをしてきました。
たった5回ではレポートしきれないほど、見どころ満載の美術館でした。
これまでのナンシー派美術館のブログに、11月12日付けでいくつか写真を追加しましたので
お時間がありましたら、ご覧ください。
そして、ステンドグラス好きの方は
ぜひナンシー派美術館へ行ってみてください。
(ナンシー美術館ではありません。ナンシー派美術館の方です。)
[画像1]さて、この美術館は
・家具のルイ・マジョレル
・ステンドグラスのジャック・グリュベール
・ガラスのエミール・ガレ
などナンシー派の作家のコレクションが充実していましたが、
マジョレルの家具はため息が出るほど美しかったですね~。
庭にマジョレルの胸像もありました。
さて、
次の訪問地は、マジョレル邸です。
「ナンシー派美術館」から歩いてすぐのところに
「マジョレル邸」 があります。
アール・ヌーヴォーの各分野のスペシャリストが
この邸宅のためにコラボした、アール・ヌーヴォー期の個人邸の傑作です。
ジャーン! 建物は修復中です!
(2019年6月訪問時)
[画像3]1901年に建てられたそうですが、老朽化が進んでいて
以前から、建物の修復を繰り返しています。
見学できる日程をかなり前から調べていたのですが
・文化の日?しか公開していない・・・
・●曜しか見学できない・・・
・2階には一度に●人しか上がれない・・・
など、見学できるの~?
とかなりビミョーな感じでした。
ツアーを計画した時には、曜日限定で見学できることになっていたので
見学ルートに組み込んだのですが、また修復工事が始まってしまい
やはり見学不可になっていました。
旅行会社に、「ここの見学は必須なので、もう一度調べてください!」 としつこく打診したのですが、やはりだめでした。
市のプロジェクトとして建物の保存にあたっているようです。
そんな状況を知っていたので、かなり古い建物だと思っていたら・・・
あれ~! 綺麗になっている!!!
このマジョレル邸で見たいステンドグラスがあったんです!
ここで、ジャック・グリュベールのステンドグラスが見たかったんです!!!
この窓のステンドグラスとか・・・
この窓の
アンバーの濃淡のリップルガラスのステンドグラスとか・・・
工事のフェンスの隙間から、ガン見したけど
よくわからない! 残念!!!
本やインターネットで見てくださいね。
修復が終わったら、また来よう!
上の写真は、このブログの最初の方の
門の前にあった看板の写真を拡大したものですが
マジョレルさんたちがテーブルを囲んでいるようです。
イギリスでは、ウイリアム・モリスやバーン・ジョーンズ、ロセッティらのアーティストが集まって一大ムーヴメントを興したように、
ここでもアーティストたちが集まって感化しあい、創作活動をしていたんだなぁ・・・
と建物の門の前で想いを巡らせていました。
次回のレポートもまだナンシーが続きます。
これまでのナンシーのレポート :
・ 2019.06.29 レストラン エクセルシオールでの食事
・ 2019.07.02 スタニスラス広場でのルミエール(プロジェクションマッピング)
・ 2019.10.29 ナンシー -1 (パリからナンシー駅まで)
これまでのナンシー派美術館のレポート :
・ 2019.11.01 ナンシー - 2 (ナンシー派美術館 オパルセントガラスや家具)
・ 2019.11.04 ナンシー - 3 (グリュベールのステンドグラス 1)
・ 2019.11.05 ナンシー - 4 (グリュベールのステンドグラス 2)
・ 2019.11.07 ナンシー - 5 (そのほかのステンドグラス)
・ 2019.11.09 ナンシー - 6 (グリュベールの水族館)
前の記事
フランスツアー ナンシー - 6 [テキスト版]
ナンシーのマジョレル邸 -2 [テキスト版]

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