熱血講師のプロフィール

タックフュージング

[テキスト版]
2009/05/22

ブログでは、今まで絵付けネタが多かった?かもしれませんが、実はウチの工房では、盛んに作品にフュージングを取り入れています。普通科の生徒さんでもご希望により、ちょこっとフュージングで作ったパーツを使って制作していただいています。

フュージングと言ってもいろいろありますが、今日は、「タックフュージング」の作品例をご紹介します。


「タックフュージング」という言葉は、2009年1月の「イロイロやってみよう! フュージング初級編」にご参加の皆様は習いましたが、覚えていらっしゃいますか?

ガラスが、窯に入れた時の形を保ったまま、ガラス同士が溶け合う事なく、単にくっついただけのもの、これを、「タックフュージング」といいます。


[画像1]← これは生徒さんがご友人へのプレゼントに作ったものです。
ピンクガラスの上に赤いガラスでリボンの形を切って乗せ、焼きました。ピンクのガラスの上に赤いガラスが、熱で完全に溶着しています。

 

以前のブログでお伝えした「スランピング」より温度が高く、ガラス同士が溶け合って一枚の板のようになる「フルフュージング」より、低い温度です。

 



[画像2]

リボンのガラスの縁をどれくらい丸みをつけたいか、によって温度を変えます。ガラスによって、つまり、メーカー・色・キャセかオパルセントかなどによって、温度は多少違います。10度変われば状態も変わるので、窯ののぞき穴から見てチェックしながら焼成します。


写真のランプは、「ブルズアイ」というメーカーのガラスです。フュージング用ガラスとして有名です。

 



※「キルンワーク」って? と聞かれることがあります。
これは、電気炉を使って行うガラス工芸全般をさします。フュージングもその一つです。

 



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