2008/05/14 (水)
スランピング
「スランピング」といっても、「スランプ」に入っているわけではありません。(時々、デザインが浮かばなくて、スランプ?と思うことはあるけどね…)
「スランピング」は、ガラスを型の凹凸部に合うように、熱を加えて曲げるという、ステンドグラスの技法なのです。そもそもガラスは流動状に熱したものを板状に延ばして作ったものですが、これをまた窯に入れて曲げるのです。700度を超えたあたりから、ガラスは型にそって垂れ始めます。
ステンドグラスのモールドのように、曲面のところにガラスを沿わせていくには、細かいデザインにして少しずつ沿わせていくのが通例です。でも、細かいデザインにしたくない時は、その曲面と同じようにガラスを曲げて、ガラスピースを作って制作していきます。
今日は、男性の生徒さんが、楽しそうにスランピング用の型を作っていました。
まず、凸部状の型に粘土をつけて型をとります。凸の表面に粘土をつけると、凹部の粘土型が出来ます。
それから、その凹部の粘土型に石膏を流し込みます。
そうすると、凸型の石膏型ができるので、これにガラスを乗せて、窯に入れてスランピングさせます。
この生徒さんは、「小学校で粘土細工して以来だよ〜」とおっしゃっていましたが、なんか、先週まで作っていたモールドのランプを制作している時よりも、楽しそうに作業しているように見えましたね〜。
■自由制作科では、「スランピング」の技法も随時取り入れています。
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