コパーテープ巻き (3)
前々回は、コパーテープを巻く時の道具をご紹介しました。どの道具を選んでも結構ですが、以下の、『1』〜『3』の作業が、しやすいかどうか、が選ぶポイントになります。
『1』
コパーテープを巻き終わったら、まず接着面を「コパー巻き用ヘラ」でなでつけ、接着します。
ガラスの厚みはほぼ3mmですが、2回なでつけたくらいで、うまく接着したようでしょうか?
『2』
そのあとガラスの表側の角と裏側の角を、軽くなでつけます。
硬すぎるものでこすったり、強くこすりすぎたりすると、角が切れてしまいますので、注意してください。
そのまま角からガラスの表側および裏側に徐々に優しくヘラで倒していきます。
●インカーブは角から徐々に倒して行くときに、とくに優しく優しくヘラで倒していきます。指や爪で一気に倒すと外側が切れてしまいますが、徐々に倒していくと綺麗に巻けます。
あなたが使っているヘラは「徐々に」、とか「切れないように」といった感覚がわかるものでしょうか?
●小さい円などにコパーテープを巻く時、一気にコパーテープを表と裏にたたんでいくと、円ではなく多角形になってしまいます。
指で倒すより、ヘラで少しずつ倒して行ったほうが楽なはずですが、綺麗な円になりましたか?
●直角の角などは、爪先で一辺を端まで先にたたんでから、もう一辺をたたみます。これは、爪の方がやりやすいかもしれません。
『3』
ガラスの端を包むように倒したら、表側と裏側をヘラでこすって接着します。こすりすぎるとコパーテープが硬化し、接着力もなくなってテープが浮いてきてしまいます。たたんだ際の凸凹が消える程度で結構です。
軽くなでつけたくらいで、皺がなくなればOKです。うまく接着したでしょうか?
※以上、手の大きさや力は人それぞれですから、いろいろな道具を試して、ご自分に合う道具を選んでくださいね。
コパーテープをうまく巻く
→ 半田を乗せても綺麗な線が出る
→ 綺麗な仕上がりとなります。
と、いうわけで、ステンドグラスは気を抜けない作業の連続です。
で、必要になるのは!? そうおいしいお菓子です!
北海道に行かないと買えないという、「生キャラメル」です。よ〜く冷やして食べると絶品です!
コンデンスミルクを “焦がさないように” 煮詰めてつくるのだそうです。疲れがとれる甘さです!