鉛線が消えた?
前回のブログに 「はん」 さんがコメントしてくれたので、今日は「半田」についてのブログにします。(ナント短絡的!)
しかも、今日は、鉛線のパネルの半田をしている方が三名、コパー式(ティファニー式)のパネルの半田の方が一名、ランプの半田の方が三名… と圧倒的に半田をしている方が多い日でした。
突然、ある生徒さんが、「先生!、鉛線が細くなっちゃいました…」とおっしゃいました。見に行くと、半田ゴテの温度が高すぎたために、鉛線が溶けてしまっていました。
これ、よくあることなんです。「せんせぇ〜! 、鉛線がなくなっちゃいました…」、とか言われることもあります。
鉛線が「消えた!?」 のでは、ありません、「溶けて」 しまったのです。
鉛線と半田のそれぞれの融点(溶ける温度)が近いので、鉛線が溶ける温度の寸前くらいで半田付けしていることになるので、よくあることなのです。
長い間、コテ先を休ませてしまった後に、いきなり半田をすると、コテ先が熱くなっているので、すぐに鉛線が「溶けて」しまいます。
半田ゴテの使い始めは、必ずコテスタンドに付いているスボンジを水を含ませておいて、スポンジに「ジュ〜」とコテ先をつけて、冷やしてから使う癖をつけましょう。
スボンジでちょっと冷やした位では、まだ熱い時があるので、そういう時は以下の方法でチェックしてください。
鉛線の切れ端をとっておいて、写真のようにコテ先の温度を確かめます。
右側の写真のように、スルスルと溶けてしまうようだったら、コテ先が熱くなりすぎています。
温度を下げるか、もう一度スポンジで冷やしましょう。
上級者になると、コテ先を冷やすのはもったいないとばかりに、鉛線の交点や、10ミリとか12ミリとか太めの鉛線の交点を、次々に半田してちょうどいい温度にコテ先を下げてから、使います。
「鉛線が溶けそう・・・」 な温度を、 「感覚として」 覚えるまでには、ちょっと時間がかかるかもしれませんが、是非覚えて欲しいです。
先日、生徒さんが杏を持ってきてくれました。甘みが少なかったので工房の台所でジャムをつくり、ヨーグルト(微糖)にのせて生徒さんにお出ししました。
甘み控えめでナカナカ好評でしたよん。
このデザートは限定8名様でした!