2008/09/16  (火) 

「より線」を使ったことがありますか?

ウチの工房では、真鍮で作った「より線」をよく使います。

下の写真のような真鍮線を、2本撚って作ります。

 

 

左は12面の扇型のランプの裾部分です。(来週の展覧会の出品作なので、写真をこれ以上大きく出来ませんが・・・)

このように、ランプの裾周りにつけると、強度も出るので、ランプが歪まないように補強代わりに使うことができます。

 

 

より線は、太・中・細と、いろいろ作り、用途により使い分けます。しかし、ランプのデザインによっては、似合わない時もあるので、その際は、真鍮の板、鉛線(Uの字、コの字)などを使います。何かがカツンと当たった時に、より線・鉛線などでガードをしておくと、簡単には割れません。

ただ半田を盛って仕上げただけ、というのでは、ただ吊っておくだけならいいですが、運搬や掃除の時に歪んだり、破損したりすることもあります。ある程度の大きさのランプだったら、仕上げが 「半田を盛っただけ」 では、安っぽい、手を抜いている、という印象をもたれることでしょう。

その他、より線は、ウインドウペンダントの外周などにも使います。

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