型紙を正しく切ってますか?
「雪になりそうなくらい寒いです!」 と言って生徒さんが入っていらっしゃいました。
そうだよね〜。この頃、冬にしては雨が多くない? それに寒い!
でも、皆さんおしゃれなレインコートや、レインブーツで雨でも楽しそうです。
外は寒いですが、教室の中は今日も熱心な方々で熱いです。
先週は、製図用品についてのブログが多かったですが、今日も製図をしてる方がいらっしゃいました。でも、せっかく正確に製図をしても、正確にガラスを切らなくては意味がありません。
そのためには、正確に型紙を切らなくては!
「ガラスを型紙通りに切りましょう!」 って、しつこく、しつこく言っています。そのためには、まず型紙の切り方から大事なんです。
左の写真は、パターンばさみで左から右へ切っているところです。写真ではよくわかりませんが、中央の縦線にも既にカッターで(切り離さない程度に)線が入っています。
パターンばさみで切った後、中央の縦線のカッターの線の跡をもう一度カッターでそっとなぞれば、縦線も切り離せます。そうすると、上下左右の線がずれません。
まっすぐな縦線を先に切ってしまってから、右側と左側を切ると、人間のすることですから、微妙に誤差が生じます。ここで誤差が生じてしまうと、いくら型紙通りにガラスを合わせても、ずれてしまいます。
−−−−−−−− 繋がっている線は、繋げて切る −−−−−−−−
これ、基本です!
型紙を正確に切る
↓
ガラスを型紙通りに切る
↓
ガラスが型紙通りか再確認する
この3つを頑張れば、その後の鉛線組み、コパー巻きはダンゼン早くなります。
現物合わせで調整するのでは、制作に時間がかかってしまいます。
普通科のうちに基本を身につけ、高等科や自由制作科で、正確さとスピードを身に付けて欲しいな。もっと早くできれば、もっとステンドグラスは楽しくなりますよ!
※他にも型紙の切り方で注意することがありますので、授業の時にお教えしていきたいと思います。