慶應義塾大学の図書館(旧館) 制作レポ(1)
ステンドグラス関係のブログで、「慶應義塾大学の図書館」のネタといえば、小川三知(おがわさんち)氏のステンドグラスの話しだと思う方がほとんどだと思います。でも、今日は「慶應義塾大学の図書館」の建物自体をモチーフにしたステンドグラスの話しです。
でも、この図書館の階段の踊り場にあるというステンドグラスも、皆で見学に行きたいですね。
さて、先にブログで綴った、「福沢諭吉の肖像画」(1)2009.3.24、(2)2009.3.25 のご注文と一緒に、「慶應義塾大学の図書館」のご注文もいただきました。
(← まず下絵描きました)
慶應義塾大学は、今年創立150周年で記念イベント告知や記念切手も発売されていますが、そこにはもれなく図書館の写真が使われているほど慶應義塾大学のシンボルになっている建物です。
東京都港区三田にあり、赤煉瓦と花崗岩による壮麗な外観のゴシック様式洋風建築で、国の重要文化財指定建造物となっているそうです。
(← 線描きして焼成し、ろう付けしたところ)
先のブログでもお話しした、上野で開催していた「福沢諭吉展」で、八角塔が中央にあるアングルで写真が展示されていました。
あまり見たことのないアングルなので、その写真を元に制作しました。
制作中、見ていた生徒さんには、ヨーロッパのお城か何かを作っていると思われていたようです。
(← グリザイユを塗ったところ)
※ グリザイユとは、線描きしたり、濃淡をつけるための絵の具
シェイディング中は、あまりしゃべることができないので、私は静かだったでしょう?
何故でしょう?
「集中しているから。」
「真剣だから。」
「おなかがすいているから。」
ブーッ!
唾が飛んだところのグリザイユが、丸く剥げてしまうからです。
さて、今日は長くなりましたので、この続きは明日。