2010/08/06 (金)
融けちゃう
この暑さで、 「融けちゃいそうです。」 と言いながら工房に入ってくる皆さんの、「融ける」という言葉。そして、今日、入学した生徒さんにガラスのカットを教えていて、思ったこと。
それは、ガラスは融けているもの・・・ というか生きている、ということです。物理学的に言うとガラスは液体だしね・・・
なんか、暑いし、頭の中もドロドロ融けてきそうなので、頭を使う話しはこの次にしましょう。
今日、明日は嶋本先生がお休みなので、私、高橋が普通科の生徒さんも担当していますので、新しい生徒さんにガラスのカットの練習からお教えしました。新鮮だぁ!
- ガラスにカッターで傷をつけて割り取ります。これを、ステンドグラスではガラスをカットすると言います。
- この傷をスコア、スコアラインと言います。
- ガラスにスコアを入れていくと、ガラスがパクッと少し開くんです。
- 今はオイルカッターを使っているので、その少し開いた溝にオイルがしみていくんですよ。
- オイルが入っていくと、パクッとあいたままなので、ガラスはパンと簡単に割り取ることができます。
- でも、スコアをまとめてたくさん入れたり、スコアを入れてからおしゃべりに夢中になったり・・・ していると、いくらオイルカッターとはいえガラスが閉まってきてしまうのです。
ねっ? 生きているみたいでしょ? ほっておかれるとスネちゃうんですよ! - スネちゃうと、割り取りにくくなってしまいます。
(よく、スコアを入れてから割りとる工具を探しに行ったりする方がいますが、私はそれすらハラハラ見ているんですよ・・・。スコアを入れたところを割りとるまでは、生徒さんに呼ばれても待ってもらうし、電話がなってもとりたくない。そんなカンジです。)
だから、スコアを入れたところは、必ずすぐに割りとりましょう。間違ってスコアを入れちゃったところも、スコアラインじゃない方に割れてしまった時も、割りとっておきましょう。 - オイルがよく出ていない時にも、やはりガラスはすぐに閉まってしまうので、割り取りにくくなりますね。
ね〜、ガラスって不思議ちゃんでしょ? スネないように対話しながら、ガラスカットしましょう!
「こっちの方に割れてね〜」とか、意識を持ってやると、成功率高いんですよ! これホント。
※8月9日(月)は、お休みです。
8月12日(木)は、9日の振替で授業を致します。
お間違えのないよう、よろしくお願いいたします。
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