ガラスの神秘
一枚の板ガラスを見ていて、つくづくガラスって何でこんなに綺麗なんだろう、と思うことがあります。ガラスはとっても不思議な素材なので、今日はその一つをご紹介しましょう。
今、このブログを更新するためにインターネットに接続するのに使っている 「光ファイバー」 。
これもガラスなんですよ! ご存知でしたか?
しかも、作り方がまた不思議で、原料の液体を噴霧して加熱して母材をつくり、それをガラス棒にして、引き伸ばして細いファイバーにする。こうやって作ることにより、非常に純粋なガラスになる、といったように、板ガラスやびんの作り方とは全く違った作り方で作られています。いまは、ガラス製に加えプラスティック製もあり、作り方もどんどん進化しているようですが・・・。
ガラス製の方が、電磁気の影響を受けずに極細の信号線で高速信号が長距離に伝送出来るため、デジタル通信を中心に多くの通信用途に使用されているそうです。
光ファイバーは、信号を電気でなく、光によって送るため多数の信号を同時に送ることができる。しかも、1秒間に地球を5周程度回る速度(秒速約20万km)で光信号が伝わってゆくというのですから、すごいスピードですね。
(来月のドイツ - ステンドグラス見学ツアーではフランクフルトまで11時間以上かかるというのに、光ファイバーは1秒間に地球を5周かぁ・・・ )
多数の信号を高速で転送。それがガラスの特質を利用したからだというのだから、発明した人はすごいですね。現在では光ファイバーは当たり前になっていますが、「光ファイバー」という言葉が使われはじめてから、もう50年くらいになるらしいです。インターネットが一般的になる前から開発されていたんですね。ガラスはこういったカタチで実用化されていたり、神秘的な素材です。