2011/01/26  (水) 

ランバーツ社訪問 レポート-2

じらすつもりではないんですが・・・ 

前回に続き、「ドイツ - ステンドグラス見学ツアー」 の時の 「アンティークガラスの製造見学」 をレポートします。今日は、いよいよアンティークガラスの製造見学の様子をお伝えします。

ドイツのヴァルトザッセンにある、ランバーツ社工場の中に入ると色鮮やかなステンドグラスが目に入ります。スイスやイギリスの世界各地のアーティストさんが作ったものだそうです。

 

← まず、ガラスの材料。桂砂など。

 

↓ 一番大事なのは色を作り出す、金属、金属酸化物、金属化合物などの配分。配合比が書かれているサンプル棚は社外秘なのでモザイクかけました。(見えないとは思うけど・・・)

 

工場の中は広〜いんだけど、中央のるつぼの周りは暑いんです。この距離でもビデオデッキが壊れるんじゃないかと思うくらい暑かったです。

どのチームも、ここで1500度くらいのドロドロに溶けたガラスを次々に吹き竿につけに来るので、この付近には近寄れません。中のるつぼの中にはチームごとに違う色のガラスが入っています。

 

 

この日は4チームがアンティークガラスを作っていました。どのチームも3〜4名です。

下の写真は、スターターの方が、マスターの動きなどを見ながら、吹き竿にガラスをつけ、小さい玉から徐々に大きいバルーンに吹いているところです。吹き竿が熱いので竿に水をかけて冷やすので、このあたりは湿度が高かったです。

 

 

 

その後、マスターが大きなバルーンになるよう、吹いていきます。

吹き竿とガラスで20キロ近く? を回しながら、息を吹き込みながら・・・ 暑さの中でタンタンとつくり続けていました。

マスターとアシスタントの絶妙な動きなので、「あれっ? さっきの竿は誰が持って行ったの?」とか、しっかり見ていないとわからなくなります。

 

 

 

バルーンを窯で熱しなおしたり、吹いたり、熱したり、吹いたり・・・ バルーンはどんどん形を変えてシリンダーになっていくので、「さっきのは?」 と一瞬たりとも目を離せません。

このバルーンの先の部分を熱しておいてジョキジョキはさみで切るんです。両端を切って、シリンダーの出来上がり。

このシリンダーをヒョイと持って、徐冷窯に運びます。目の前を通ったのですが、思わず「うわぁ〜、あつぅ〜」と叫ぶほどでした。

 

 

 

私達がこちらに来たのは8時。その4時間くらい前からずっと続けているんですから、すごいです。チームワークですから「私休みたい」とも言えないだろうし、健康管理も大変だろうなぁ・・・ 職人さんの手加減で色の入り具合や厚みを加減しているわけで、周りでガヤガヤしている私達はさぞ迷惑だったことでしょう。すみません。

厚みのムラがあって切りにくい、とか言えませんよ!? 端から端まで無駄なく使いましょうね!

 


さて、一生懸命見学するとお腹がすきます。これがバーバリアンランチ。

工場のカフェテリアで、ハムとプレッツェルとビール。 仕事がらプレッツェルに付いている塩が大きかったです。塩と水分とらないと熱中症になっちゃいますからね。ハムを3枚もらったら食べきれないほどでした。おいしかったですよ〜♪

 

 

 

今日はここまでで勘弁してくださいね。写真が多すぎて探すのが大変なんです。

次回以降をご期待ください!

 

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