聖シュテファン教会-3
先週より、2011.3.11 東北関東大震災の影響でブログの更新が不定期になっています。
これは、福島原発の被災のよる電力不足で余儀なくされている節電に加えて、知り合いや生徒さんのご親戚に安否不明の方がいらっしゃるということで、自粛ムードということもあります。あしからずご了承のほどを。
今日も、昨年訪れた聖シュテファン教会(ドイツのマインツ)のステンドグラスのレポートです。教会に入り、東側の祭壇に向かって、右を向けば南側に下の写真のようなステンドグラスが3本並んでいます。左を向いても3本並んでいます。
北側の側廊(左) と南側の側廊(右)
南側の方がちょっと長かったよね。たしか…
南側と北側の側廊は、シャルル・マルクによるものだそうです。シャルル・マルクのステンドグラスは洗礼をするところにもあるようです。私は見なかったのですが、聖シュテファン教会で購入した本には載っていました。(これも青、青、青です。)
そして、たしか南の袖廊に2本、北の袖廊に1本…
袖廊は、マーク・シャガールによるもので、1980と1984年制作。
側廊のステンドグラスなのか、袖廊のステンドグラスなのか、わからなくなってしまいますが、上の方に赤や黄色などの色が少し入っているのは、袖廊のステンドグラスです。
袖廊とは、東祭壇の左右の袖のような部分というか、十字架の横の線にあたる部分の窓です。
とにかく東側と西側以外は、一回りこのデザインのステンドグラスで囲まれていました。
いずれも、下の拡大写真でわかるように、鉛線の線を延長するように、黒いグリザイユで描かれています。
この聖シュテファン教会に一緒に行った方のお一人も安否がわからず、ずっと祈っていましたが、今日やっと避難してご無事にいらっしゃることがわかりました。でも、まだご親族が行方不明とのこと。もっともっと祈らなければ!!!