びどりを展 はじまりました!
真夏を思わせる日差しのなか、初日より多くの皆様においでいただき、ありがとうございました。
さて、今回は、本館と研修棟の二棟に分かれての展示となったため、順路がわかりにくいかもしれない、と懸念されていました。お客様の流れを見て、見過ごす展示箇所がなく、すんなりと順路をご案内できるよう、矢印の案内を増やしたりと、本日の会場では調整に追われました。
窓に展示しているステンドグラスがキラキラしているのを見て、ホット一息。
よくこんな発想をするものだ、とフッとため息。
やっぱりガラスは綺麗! それをうまく生かしている作品ばかり! と自負しております。
皆様、どうぞおいでなって、一つ一つをゆっくりご覧ください。
さて、今回は打ち合わせをしたわけではないのですが、自然と東日本大震災の「慰霊」、「鎮魂」をテーマにした作品が出展されています。
・ 茨城の植物を描いた、「がんばっぺ 茨城 1」、「がんばっぺ 茨城 2」などのパネル。
・ 東北地方の県の木をモチーフにし、被災者の応援の詩として広がりつつある「ナラの木」の詩を表現した、「眠れぬ夜の森の賦」 というランプ。
・ 今はもう見ることができなくなった岩手県の景色を描いた 「Requiem 311 陸前高田」 というランプ。
それぞれ、本人が被災していたり、身内や親戚が被災していたりしています。自分への励ましと地域への応援の気持ちがこもっていますので、是非ご覧ください。
折しも、会場の 「賀川豊彦記念 松沢資料館」 では、東日本震災復興 支援緊急企画として「賀川豊彦にみる 被災地支援とボランティア」 という企画展示をしております。賀川豊彦は関東大震災の被災地支援では、特に有名で、その志はコープ〈日本生活協同組合〉に引き継がれています。
礼拝堂の左脇の通路のショーケースがあります。そこに、今年になって見つかったという掛け軸が展示されています。
そこに、右の写真の貼り紙がありますが、私たち 「びどりを展」 のために、場所を縮小してくださったのですね。申し訳ありません。
本日も、この掛け軸を見るために松沢資料館においでになった方が何名かいらっしゃいました。
びどりを展においでの際は、是非こちらもご覧ください。
はじまりましたね!
昨日の初日、お客様から、
「震災後で自粛して開催しないのでは?と心配でした。今年も拝見できて楽しかったです」
「引っ越ししたので、案内はがきが来ないかと心配だったが、届いて嬉しかった」
「即売コーナーにいろいろなものがあって楽しい。これもみなさんの手作りだなんてすごいですね。」
など嬉しいお言葉をちょうだいしましたよ〜。
良かったです
一部に今年のびどりを展どうするの?という意見がありましたが、開催してよかったです。こんな時だからこそ、変わらず元気でいることが大切なのですね。
来年もがんばっぺ。