ラピッドマスクを使ったサンドブラスト
先月前、「ラピッドマスクを使った繊細なデザインのサンドブラスト」 のワークショップを受講したばかりのOさんが、さっそくこの技法を応用してランプを作りました。
お知り合いの方が「たまりば」というカフェバーをオープンするということで、お店のロゴをサンドブラストで彫ったランプです。
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この原稿の白黒を反転し、ラピッドマスクを感光させました。
そして、サンドブラストをしました。 ↓
ラピッドマスクというフィルムを感光させて、マスキングシートを作るのですが、原稿の「白い部分」に砂をかけるので、綺麗なサンドブラストをするには、「いかに原稿の白黒をはっきりさせて作るか」がポイントになります。
あいにく、はっきりとした白黒の原稿にしにくい印刷物しかなく、もちろんデジタルデータはない…、Illustratorなどでアウトラインをとるのも時間がかかる…、というわけである程度パソコンで私が修正したものを、ご本人に手書きで直してもらいました。
現物より大きい原稿で修正をするので、現物大に縮小した時に線が細すぎて砂が入らないことがないよう、気をつけてもらいました。
※もっと細かい文字などにも対応できるラピッドマスクもあります。でもそのフィルムに合わせて砂を取り替えなくてはならないので、ウチでは使っていません。
原稿さえ綺麗に出来てしまえば、感光に3分ちょっと(うちのブラックライトのボックスの場合)、サンドブラストに数分? でできます。気をつけるところは原稿の表裏だけです。ワークショップの時のテキストを見ながら、作業していました。「この部分だけ覚えてね!」というポイントがあるので、口で復唱し、確認しながら、それを横でチェックさせていただきながらサンドブラストが完成しました。
綺麗に出来て、工房で夜、電気をつけて見たら、バーカウンターになったような、雰囲気になりました。
お店は三軒茶屋駅のそばに先週、2011年11月9日にオープンしたそうです。
Oさん、今度一緒に飲みに行きましょう!
みきデザイン工房では、この時期、いろいろなワークショップを随時受講できます。
工房内やエレベーターホールに掲示してありますので、ご覧くださいね。