バーン・ジョーンズ展
ゆうべ、ロンドンオリンピックのマラソン競技をやっていたので、イギリスの街並みを見ました。イギリスっていいなぁ… 行きたいなぁ… というわけで、今日は19世紀のイギリスを代表する画家の一人、「バーン・ジョーンズ」の話です。
ウチの工房の教室の皆様の中には、「ウィリアム・モリス」、「ダンテ・G・ロセッティ」 などラファエロ前派のアーティストのファンが多いです。(現に、今日もロセッティの絵の模写をしている方がいらっしゃいました) ウィリアム・モリスと特に親交が深かった 「バーン・ジョーンズ」 の展覧会をやっていると聞いて、バーン・ジョーンズ好きの私が行かないわけがない! さっそく丸の内の三菱一号館美術館へ行ってきました。
そういえば、私も昔、「バーン・ジョーンズ」の模写をしたなぁ… 絵付けを習いたての頃の作品なので恥ずかしいのですが、この写真です。
「レバノンの花嫁」という油絵の作品を、ステンドグラスにしたものですが、この作品は今回の「バーン・ジョーンズ」の展覧会には来ていませんでした。
物語、神話、聖書の物語をモチーフにした作品が多いのですが、この「レバノンの花嫁」は、
北風よ、目覚めなさい。
南風よ、吹きなさい。
私の園を吹き抜けて、香をばらまいておくれ…
と詠んでいる、旧約聖書に出てくる物語の一部です。
バーン・ジョーンズはイタリアに何回か行っているので、ルネサンスの影響が大きくなっていきます。やっぱり、来年はフィレンツェ行かなくちゃなぁ!
ラファエロ前派の絵は、ステンドグラスの絵付けの模写の題材となることも多いですね。教室でも 「バーン・ジョーンズ行った?」 という会話が時々聞かれています。19日までですので、興味のある方はいらしてはいかがでしょうか? 私は1〜2年前に横須賀の美術館でやったラファエロ前派の展覧会の方がよかったな。ステンドグラスもたくさんあったし…
今回は、ステンドグラスはありません。
でも、この三菱一号館美術館の建物がいいんですよね。高層ビルの中にある、ということも。それに、特に中庭が!
順路の途中で、この中庭が見える通路で休憩すると気持ちいいです。