神奈川県立歴史博物館のステンドグラス
2012年12月12日。カレンダーに同じ数字が3つ並ぶこの日に、何か記念になることをしようと思っていたのだけど、今日も忙しく一日が終わってしまいそう・・・
前回のブログで横浜港のそばのイチョウ並木の写真をのせました。
そのイチョウの葉っぱを拾うためにかがんだら、目の端にチラッとステンドグラスが見えたのです。
(最近iPhoneでパノラマ撮影に凝っています)
ん? と近づいていったら、天井ホールに大きなトップライトのステンドグラスが入っていました。
ここは、神奈川県立歴史博物館です。1904年に横浜正金銀行本店として建てられ、現在は国の重要文化財に指定されている趣のある建物です。
この建物は青銅色のドームが特徴的なので、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
横浜市開港記念会館のステンドグラスは、修復している時に見学に行ったことがありますよね。そこから大きな通り4本くらい、桜木町の方に戻ってきたあたりの馬車道という通り沿いにあります。
今年、11月に私たちもトップライトの注文制作をしていたので、偶然またトップライトを見ることができて、興味深かったです。
真下にたって見上げると荘厳です。寝そべるともっと気持ちいいと思うんだけど… 床が冷たいのでやめました。
この建物は、何回か改修工事を重ねているので、ステンドグラスも修復しているのか、状態はいいようでした。(天井が高いのでよく見えませんでしたが・・・)
こうしたトップライトは、ステンドグラスのデザインをする時に、鉄骨枠も一緒にデザインしていきます。
鉄骨枠で仕切った上に、ステンドグラスをのせていくのですが、ここは17個に分けているようですね。
補強のことなどを考えると、デザインの邪魔にならない程度に小さく分けるのがいいと思います。
美しく見事なステンドグラスです。