2013/02/08 (金)
ガラスパウダーを使ったランプ
今日は、前回のブログで制作方法をご紹介したランプです。 第32回 びどりを作品展 の出品作です。
※作品の写真の転載・転用、およびデザインの転用を固くお断りします。
【本人のコメント】
昨年2012年の沖縄返還40周年を記念して、沖縄の染色として有名な紅型(びんがた)のデザインで作りました。
鳳凰・流水・松・桐・ハイビスカスなどをモチーフにし、紅型の特徴である「隈どり(モチーフの周りをにじませる)」も意識しました。
2012年春先から、ファッション業界ではシャーベットカラーが流行ったので、ガラスパウダーを使ったフュージングで、シャーベットカラー(淡いパステル調)でモチーフを作ることにしました。
「強い色が特徴の紅型のデザインを、シャーベットカラーで作る」
という、合いいれそうもない試みになりました。
一枚一枚を白いガラス on ガラスパウダー on クリアのガラス on ガラスパウダーの4層にして、窯で約780度で熔着しました。
いろいろな形にいろいろな色のパウダーを、乗せていくために、何十個ものマスキングシートを作って使い分けました。
え〜と、何色の上に何色を乗せて、何色にしたいところは、割りばしでひっかいて、1段目の色を出し・・・
え〜と、1段目は何色から何色のグラデーションで、2段目は何色をこちらだけのせ…
と、結構頭を使いました。左右、上下にモチーフがつながっているので、色の組み合わせを覚えておかないとならず、記憶力のトレーニングのような作業でした。
本人のホームページ: http://www.ne.jp/asahi/glass/sono/g2-f.html
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