“みきっこ” ミラノへ行く! -1-
2013年6月18日から26日までの 「イタリア ステンドグラス見学ツアー」 から、帰国して、はや一ヵ月たとうとしています。まだまだ余韻にひたっている方が多いというのに、もう一ヵ月ですか…
一ヵ月遅れで、「ワンダーらんど2013」 のレポートをしていたので、遅くなりましたが、ボチボチ、イタリア見学ツアーのレポートもはじめしょう。
題して、「みきっこ、ミラノへ行く」 の巻です。みきっこ? そう、前回のブログで、みきデザイン工房の生徒さんのことを 「みきっこ」 と名付けていただいたのです。名付け親は?
ちなみに、みきっこ達は、イタリアに行ってもテキストとメモ帳とペンは必ず持っていました。
2010年秋のドイツ見学ツアーの時は、初日にケルン大聖堂に行きました。
あまりのスケールのすごさに、いまだにレポートが出来ず… です。
今回も、最初にミラノ・ドゥオモでした。
アーケードを出ると、ドッカーン! と目の前にそびえ立つ大聖堂!!!
キターッ! ゴシック建築の大聖堂!
今回のツアーも、最初にドカーンと来ますね!
(…って、スケジュール組んだのは私だ・・・)
ケルンはドイツで最大のゴシック建築、そして、このミラノ・ドゥオモはイタリアで最大です。
さて、今回は、ひるまずレポートするぞ!
といっても、この中には、55本くらい?のステンドグラスがあります。
南側の窓が数か所修復中でしたが、それでも見どころ満載。90分時間をとったのに、全く足りませんでした。
そういうわけなので、今日は後陣の3つの大窓だけ、ご紹介します。
後陣の3つだけ… って、簡単に言ってしまいましたが、イタリアで最大規模の窓です。
ちなみに、ヨーロッパでも一番の大きさを誇っています。(ミラノって派手好き? ミラノカツも、ミラノリゾットも金色に輝いていた。目立ちたがり?)
ネットでミラノ・ドゥオモの写真を探すと、上の写真のようなアングルの写真が多いのだけど、行ってみて理由がわかりました。
ここから先に入る人は、6ユーロ払ってイヤホンガイドを借りた人でないと入れないのです。
写真を撮るのも、2ユーロ払った人か、このイヤホンガイドを借りた人でないと許可されません。
私は、事前に日本で全員の分を旅行会社に予約をしていたので、なんなく、後陣の奥まで入りました。上の写真の左側に柱が見えますが、柱に沿って回り込むように奥へ行くのです。そうすると…
大きな窓が3つ、バーン! とあるわけです。
入ったものの、見上げるばかりです。
この色彩は、ドイツでは見なかったなぁ。
(上の写真はパノラマ撮影したので、真ん中が歪んでいます。)
外から見ると、こうです。
(写真では大きな窓が二つしか映っていませんが)
なので、中央に立つと、3つのステンドグラス窓に囲まれる、とても贅沢な場所なのです。
左右に首を振らないと全部の窓のステンドグラスを見ることはできません。
「すごーい!」
「綺麗!」
「圧巻だわねー!」
などというパンピーな感想じゃなくて、ステンドグラスに携わっている者として、もっと違う感想が出るようにしましょう! なんて、みきっこ達に言っていた私が、
「すごーい!」
「綺麗!」
「圧巻だわねー!」
・・・
いかん、いかん。
次回のブログでは、もうちょっと突っ込んだ感想を付け加えます。
感想
ステンドグラスを習い始めてから
こういう素敵な大作を見ると、
わ〜キレイ〜の後に
何ピース切らなきゃならないんだろ?
制作日数はどれくらいかかるんだろ?
自分には無理!
と、現実的な事を考えるようになりました!