フィレンツェ・ドゥオモ レポート-4
これまで、 2013年6月 みきデザイン工房主催 イタリア ステンドグラス見学ツアー
レポート-1 では、フィレンツェ・ドゥオモの外観
レポート-2 では、側廊のステンドグラス
レポート-3 では、入り口のステンドグラス
を紹介しました。
今回は、ファサード(西正面入り口) のレポートを続けます。
通常、祭壇は東を向いていますから、入り口は西側です。
左の写真は、ファサード(西正面入り口) の写真ですが、オッキオ(丸窓)が3つあるのがわかりますね。
中に入って、振り返ると…
中央に24時間時計があり…
3つのオッキオ(丸窓)がありました!!!
上の方に、「聖母の被昇天」 の大きな窓があります。
お〜、これが!!!
15Cはじめの制作ですが、丸窓だからと言って放射状のバラ窓ではなく、絵としての構図を重視する点は、イタリアっぽいですねぇ。
聖母マリアが、奏楽の天使に囲まれています。
構図重視なので、枠や補強は縦横にきってあります。
さて、少し下側の両側のオッキオは、「聖母の被昇天」 の10年後に作られたもので、
「聖ラウレンチウス」 と 「聖ステファヌス」 の就任式を表しているそうです。
どちらも聖人の名前です。
余談ですが、
聖ラウレンチウスは、ドイツでは、聖ロレンツ。
聖ステファヌスは、ドイツでは、聖シュテファン。
ドイツで、ニュルンベルクの聖ロレンツ教会、マインツの聖シュテファンに、見学に行きましたよね。
さて、次回は、後陣のステンドグラスをご紹介します。