「けやき」の紅葉のランプ その2 (Making)
前回のブログの「けやき」 のランプのMakingです。
このランプに使ったガラスは、
『サンドブラストに使うガラスではないので、コンフィティやストリンガーで凸凹していて
非常にマスキングしにくかったのですが、サンドブラストで削り取ってみました。』
というところを説明します。
まず、ラピッドマスクという感光型のマスキングフィルムを使ってみました。
ラピッドマスクは、極、極、薄〜いフィルムなので、フラクチャ―ガラスの凸凹したガラスにも何とか接着できました。
まぁ、これならいけるかな? と思ったのです。
「いける」 とは、マスキングが剥がれずに、サンドブラストできる!
という意味です。
ご存知の通り、サンドブラストとは、砂(サンド)を、高圧で吹きつける(ブラストする)ものです。
さて、ラピッドマスクはこの高圧に負けずに、マスクしたいところだけマスキングしてくれて、
削りたいところのコンフィティやストリンガーだけ削れるのでしょうか?
上の写真は、フラクチャーガラスの表面に原稿を焼き付けたラピッドマスクを貼ったところです。
こい緑色になった部分が、サンドブラストする部分です。
で、砂をかけてみます!
シャー、シャー・・・
さて、取り出して…
おやっ!?
この白いものは何?
はーい、これは木工ボンドです。
ラピッドマスクが、途中でめげ始めたので、途中で砂をかけるのをやめて、木工ボンドで補強してみました。
フラクチャ―やストリンガーが、あまりにも凸凹しすぎて、ガラスに密着しきれない。
その隙間に砂が入っていってしまうのです!
このゴールドに輝く(写真では、黄土色)コンフィティが固くて、固くて、なかなか削れません。
しかも、たっぷりとコンフィティがのせてあるので、電気をつけると、とても素敵に輝くガラスなのです。
こんなに美しいものを、サンドブラストして取ってしまおう、という考えること自体間違い!?
・・・、と何とか出来上がりましたが・・・
結構苦労した、サンドブラストでした。
どなたか、もっといい方法があったら教えてくださ〜い。
次回、またやるとしたら、
今度は、コンフィティを買って、自分で好きなように板ガラスに乗せて、自分でフラクチャ―ガラスを作るのが無難だと思った・・・
のでした。