2015/07/27  (月) 

掛川見学ツアー レポート-5

まだ終わっていなかった、

「掛川市 ステンドグラス美術館 見学ツアー」 のレポートです。

           

美術館館内には、イギリス19世紀を代表する工房

 ・クレイトン&ベル工房 17枚

 ・チャールズ・イーマー・ケンプ工房 2枚

 ・ジェームス・パウエル・サンズ工房 1枚

 ・ヒートン・バトラー&バイン工房 4枚

・・・

の作品が並んでいて、

まるで “イギリスの”

 “ステンドグラス美術館” に居るような気分になります。

           

「ベル」 とか 「ケンプ」 とか 「パウエル」 とか、

聞いたことありませんか?
           

           

とにかく、館内はみどころ満載!

           

だというのに、

何故か、みなさん外から鑑賞。

(注: 今回は、特別に許可を得て、敷地内に入っています!)

           

           

           

そうです、「通」 は外からでも、ステンドグラスの良しあしがわかる!

           

           

それは、なぜか?

そんな解説をしてくださっています。

           

           

暑くて、クラ〜ッ とする中、

それが、一番印象的な解説でした。

           

           

つまり、ガラスのカットラインだけ見れば、その人の絵が優れた絵か、技術が優れているか、わかるというのです。

ウチの絵付け授業でも、ガラスのカットラインだけは、江本先生に最終チェックしていただいているからなぁ… やっぱり、そこがポイントね。

ちなみに、当時、「ガラスのカットラインを指示する職人」 さんが、一番給料が高かったそうです。

        

 

教会を外から見ただけで、よいステンドグラスが入っているかどうかわかる、

ので、車を走らせながら横目で見て通り過ぎた教会に、

戻ってきて見学することもある、

と志田先生がおっしゃっていました。

           

ん〜、これはいいことを聞いた。

次の見学ツアーでは、まず外から鑑賞しよう。

           

というわけで、最近の筆者の講習では、

「ライン取り」 をより厳しくするようになりました。

           


           

 

 

           

 

 

| コメント(2)

この記事へのコメント

 [無題]

先日は掛川市ステンドグラス美術館にご来館いただきまして、誠にありがとうございました。
このようなブログ記事を拝見させていただきますと、より皆様の感動や驚きが伝わってきて、美術館冥利に尽きます。

ようやくオープンして2か月余り、これから盛夏〜秋〜冬と、太陽の位置によって微細なステンドグラスの見え方も、変わってくると思います。
ぜひ、また足をお運びいただけたら幸いです。
(レポート続編も楽しみにしています^^)

美術館スタッフ 坂上地

 美術館スタッフ 坂上地様

コメントをしていただき、ありがとうございました。

ブログは仕事の合間に書いているので、レポートに時間がかかってしまいました。
しかし、作品があまりにも素晴らしかったので、印象が薄れることはありません。
参加者の方々24名、ステンドグラスをやっている人も、やっていない方も、皆さん感動して帰ってきました。
   
当日は、一般のお客様が入れないほど館内が込み合ってしまったので、私どもが誘導などの配慮をするべきでしたが、講習に夢中で…
申し訳なく思っております。

今回、行けなかった方々は、絶対に行く! と張り切っております。
また、日本各地で工房をやっている生徒さんたちにもポスターを配りましたが、皆さん、とても興味を示しています。
私も何度か通うことになりそうですので、その節は、またよろしくお願いいたします。

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