35回記念カレンダー 制作奮闘記 その1
来月9月の 第35回 びどりを作品展 開催に際して企画した特別企画がいくつかあります。
その一つが、
『35回記念 2016版カレンダー』 です。
(左写真は表紙)
これは、200部限定で、35回びどりを作品展の会場で販売する予定です。
今日のブログでは、この企画の制作秘話? をご紹介します。
30回記念の時も制作し好評をえて、毎年、「今年はないの?」 と言われていましたが、
今回、5年ぶりに販売することになりました。
このブログをご覧になれば、毎年作ることができない理由を知っていただけるのではないかと思います。
以下、デザインを担当した、高橋園子講師の制作奮闘記です。
by 高橋園子
まず、写真データ集めです。
基本的に、『掲載写真は自分で撮影し、自分で提出』
ということにしています。
5年前は、まだデジタルカメラ全盛期ではないし、解像度も悪く、ネガからデジタルデータに変換する作業が多かったですね〜。
しかも、30年間で一番気に入った作品を、ということだったので、データ集めが非常に困難でした。
だから、自分でデータを提出といっても無理。
そんなこといったら写真が集まらない、という時代でした。
ところが、それから5年。
今回は掲載写真37点のうち、銀塩フィルムからの変換は2点のみで、
皆さん、解像度の高い凸版印刷にも使えるデータを提出してくださるようになりました。
それでも、ブログに掲載したあの写真!
というご指定もあり、
私の机の上は、
バックアップのDVDやらCDやらのファイルであふれていました。
データ集めだけで2か月くらいかかりました。今回も、この作業が一番大変だったかなぁ・・・
データが集まり、やっとレイアウト作業に入ったのが7月のはじめ。
高橋講師が怪しい囲みを作りました。
部屋の明るさでモニターをキャリブレーションしてあるので、
囲みを作って暗幕の中で作業しているのです。
決して、見られないように囲っているのではありません!
怪しいし、目立つので、「何しているんですかぁ〜」 と次々に聞かれるので、
【びどりを 記念カレンダー 制作中です】 と貼り紙をしました。
この囲みの中では・・・
Photoshop で画像加工し、
Illusutrator で作品のレイアウト作業をしています。
この囲みの中、暑い!!!
連続猛暑日の記録を更新している間も、私はこの囲みの中で汗だくでした。
この続きは次回。