いちごのランプ Making
「いちごは、今が旬!」 というポスターをよく見かけますね。
「いちご」 だけに、「いち月〜ご月」
1月〜5月が旬! と、旬が長いくだものです。
今日は、「いちご」 をモチーフにした高橋智子さんのランプをご紹介します。
今回は、まずMakingをご覧ください。
「旬」 も “長い” ですが、
このランプの完成までの道のりも “長い” です。
まず、いちごのプツプツを作るために、
砕いたガラス粒を置いて焼成します。
つぎに、ふっくら実っているいちごをあらわすために、型の上に乗せて焼成します。
写真は、裏返して型を取り除こうとしているところ。
イチゴの葉っぱの葉脈や葉の周りのギザギザを
グリザイユで絵付けし、焼成します。
モールドを使ったランプを作るので、
いちごや葉っぱの “どのピース” も
・ モールドに描いた絵から、一つずつ型紙を写しとって、はさみで切る
・ その型紙の大きさのガラスを切る
の作業をしたうえで、
上記3枚の写真のような作業をします。
各ピースが出来たら、
・・・って、各ピースとも窯で1回、または2回焼いてからの話しですが・・・
・ モールドに合わせて、ガラスを削り直して調整する
・ ガラスにコパーテープを巻く
・ 半田付けする
となります。
誰ですか?
ため息をついた人は?
そうなんです、ため息の連続なんです。
ティファニータイプのランプは、丸みのあるモールドの上に付けていきます。
ガラスによって厚みが均一ではないので、あらかじめ型紙を用意しにくいのです。
なので、一つ一つ、
型紙を起こし → ガラスを切り → 半田付けする
次の
型紙を起こし → ガラスを切り → 半田付けする
次の
型紙を起こし → ガラスを切り → 半田付けする
次の…
と繰り返していくだけでも大変なのに、
いちごのプツプツを作り・・・
ふっくらさせ・・・
葉っぱの葉脈を描き・・・
ふ〜
では、次回のブログで完成したランプをご期待ください!
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