メッス レポート サンテチエンヌ大聖堂 1
昨年2019年6月の 「フランス ステンドグラス見学ツアー」 から半年たってしまいましたが
まだナンシーのレポートしか終わっていません。
折をみて断続的にレポートしていきます。
というわけで、今回からしばらく、メッスのレポートにおつきあいください。
メッス (METZ) は、ナンシーから60キロ。
ナンシーからパリに戻る新幹線 (TGV) に乗れば、メッスは次の駅?だったかな? すぐメッスに着きます。でも、私たちはメッスでの移動や、スーツケースを預けることなどを考えて、ナンシーからメッスまで貸切バスで行きました。
朝9時ちょっと前にナンシーのホテルを出て、1時間足らずでメッスに着きました。
モーゼル川に白鳥が泳いでいて・・・
いい街〜! と期待が膨らみます。
この写真でもわかる?とおり、この場所で川が2本に分かれているので・・・
古くから、川を利用して交易が盛んで、ロレーヌ地方の中心都市だったそうです。
まず、この街のシンボル 「メッスのサンテチエンヌ大聖堂」 に行きます。
(サンテチエンヌ: 「Saint Etiennu」 「聖エチエンヌ」 )
13〜16Cにかけて建てられたゴシック建築の傑作です。
特徴は、この黄色い石。
全体にジョーモンという黄色い石で作られているのですが、
これは朝撮った写真(大聖堂の時計では9:40)なので、明るく映っています。
でも本当に黄色です!
よく、園芸店などに赤っぽいレンガと黄色っぽいレンガを売っていますが
その黄色っぽいレンガよりも、もっと「黄色い」 石で作られていました。
さぁ、中にはいりましょう! (入っていくのが写っているのは私たちです)
中に入ると・・・
高い!!!
そうです、身廊が高さ42m。
これはヨーローッパで最も高い身廊だとか。
下の写真の正面が西ファサード。
(左下から私たちが入ってくるのが写っていますが、人間があの大きさですから、やはりここはケタはずれに高いです)
皆の視線の先の突き当りの、東側にある内陣まで、スコーンと長い身廊が続いています。
上の写真は身廊だけの写真ですが
身廊の両側の上部にも
身廊の両側にある側廊にもステンドグラスがあります。
とにかく、ここ 「メッスのサンテチエンヌ大聖堂」 には
ステンドグラスがたくさんあります!
ステンドグラスの総面積が6500uあるそうです。
(ちなみに、同じくフランスで訪れたシャルトルのノートルダム大聖堂は2000u)
でも
ステンドグラスの価値は、単に “多さ” “量” だけではありません。
いつの時代のステンドグラスが、どういった主題で作られ、どのように人々に力を与え、それがどういった状態で維持されているのか・・・ など価値をはかる基準はさまざまです。
色々な意味で、「メッスのサンテチエンヌ大聖堂」はイチオシです!
これまで、ステンドグラスがたくさんある大聖堂というと・・・
・ドイツ ケルン大聖堂
・イタリア ミラノ大聖堂
・イングランド ヨーク大聖堂
と色々行きましたが、ここ 「メッスのサンテチエンヌ大聖堂」 も圧巻でしたね〜!
ステンドグラス好きなら、必ず訪れたい大聖堂です。
そのステンドグラスの多さゆえ、
「神のランタン」 とか 「神のランプ」 とか呼ばれるそうです。
わかるわ〜!
聖堂内が輝いてる!!!
下の写真は、聖堂内の簡単な見取り図です。
今回のステンドグラス見学ツアーのテーマは、
「アールヌーボー 〜 20C」 がテーマだったので、ここではマルクシャガールのステンドグラスもレポートする予定です。上の見取り図の26番ですね。
37番と38番もシャガールですね〜。
お楽しみに!
【 みきデザイン工房からのお知らせ 】
1月は下記のような企画がありますので、ご利用ください。
新春 ガラス・部材 セール 2020.1.15 (水)〜29(水)
開催中!
新春 入学キャンペーン 2020.1.14 (火)〜29(水)
開催中!
今日も入学のお問合せいただきました!
見学も随時受付けておりますので、お気軽にお問合せください。