シャルトルのノートルダム大聖堂 -12
前回のブログで 「次はバラ窓」 と書きました。
もうバラ窓のレポート終わったのでは? と思った方はいませんか?
そうです、 西のバラ窓は既にレポートしました。
その時に 「このバラ窓のトレサリーの形と、その下に3本のランセットがある、ことを覚えておいてください」 と書きました。
右の写真ですね。
このバラ窓は12Cのステンドグラスです。
この大聖堂には、西・南・北 と3つのバラ窓があります。
今日のレポートは南のバラ窓です。
13Cのステンドグラスです。
南ファサードは、街歩きの時にも載せました。
この写真のように、路地の中からでないと全体が写りません。
「西のバラ窓」 は、バラ窓の下に3本のランセットがありました。
「南のバラ窓」 の下の、ランセットは5本です。
2019年6月撮影
上の写真から、少し左を向くと・・・
2019年6月撮影
南北のバラ窓は、袖廊のつきあたりにあります。
袖廊のバラ窓の両脇の高窓には、2本のランセットが3セット、それぞれ東西にあります。
次の写真は、南の袖廊の東側の6本のステンドグラスの写真です。
既にご紹介した見取り図をご参照ください。
2019年6月撮影
バラ窓は「黙示録」 で、聖ヨハネの幻を表しています。
円の中の24人の長老が、手に楽器とコップを持って座っています。
中央の円には、青年キリストが右手で祝福を与えながら、受難の血を連想させる赤を背景に座っています。
下の5本のランセットの左右の2本ずつには、4人の預言者が描かれています。
その肩の上に、小さいサイズの4人の預言者が乗っているのがわかるでしょうか?
左の3本だけ拡大してみます。
こちらの写真の方が、肩に乗っているのがわかるかな?
参加者の皆さんが、たくさん写真を撮ってくださったのだけど、遠すぎてなかなかピントが合いません。
以上、「南のバラ窓」 をご紹介しました。
「西のバラ窓」 は、3本のランセット
でしたが
「南のバラ窓」 は、丸の中に24の長老がいるバラ窓と、肩に小さな預言者が乗っている4人の預言者がいる5本のランセット
と覚えてくださいね。
次回は 「シャルトルのノートルダム大聖堂」 の「北のバラ窓」 のレポートをします。
フランス - ステンドグラス見学ツアー」 2019年の6月
【シャルトルのノートルダム大聖堂の これまでのレポート】
・2021.04.27 シャルトルのノートルダム大聖堂 -11 (身廊 拡大)
・2021.04.26 シャルトルのノートルダム大聖堂 -10 (身廊)
・2021.04.24 シャルトルのノートルダム大聖堂 -9 (身廊 高窓)
・2021.04.22 シャルトルのノートルダム大聖堂 -8 (後陣)
・2021.04.17 シャルトルのノートルダム大聖堂 -7 (美しいステンドグラスの聖母)
・2021.04.13 シャルトルのノートルダム大聖堂 -6 (西のバラ窓)
・2021.04.11 シャルトルのノートルダム大聖堂 -5 (彫刻)
・2021.04.09 シャルトルのノートルダム大聖堂 -4 (大聖堂全景と見取り図)
・2021.04.06 シャルトルのノートルダム大聖堂 -3 (街のステンドグラス小物ショップ)
・2021.04.05 シャルトルのノートルダム大聖堂 -2 (ノートルダムとは)
・2021.04.04 シャルトルのノートルダム大聖堂 -1 (ホテル)
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