冬景色の行燈 Making
最近のブログで、いくつか春っぽいステンドグラスをご紹介してきましたが、今週は東京でも雪予報が出ています。
まだまだ寒いうちに?
「冬景色」を取り入れた、深津弘子さんの作品をご紹介します。
第40回 びどりを作品展 出品作です。(2021.9 大倉山記念館)
今日は、そのMaking だけご紹介します。
思えばこの作品を始めたころは、コロナ感染症が始まったころ。
県境を超えられない・・・ と
江本先生とはリモートで授業をしていたんだっけ。(2020年の春頃)
ウドの花を描いています。
(みきデザイン工房の 「フランス ステンドグラス見学ツアー」 でナンシーという街を訪れた時に見た、グリュベール様にインスパイアされたモチーフも取り入れています。)
描いては窯に入れ、陰影をつけては窯に入れ・・・
何回か焼成します。
絵付けの生徒さんだけが集まる「絵付けの授業」は
コロナ禍での人数制限もあり中止になったままです。
冬景色の左右の部分に
流れの美しいアンティークガラスをどう組み合わせようか???
下の写真はグリザイユ(絵の具)を塗ったところ。
ここからハイライトを削っていきます。
窯で焼成し終わったら、鉛線で組みます。
この行灯の場合は、前面と後面の二面は湾曲した面になっています。
そのため、湾曲した土台の上で組み立てていきます。
湾曲した面を維持したまま、表面も裏面も半田します。
木製の家具調の行灯にステンドグラスをはめこみます。(左:嶋本講師)
最終チェックするのは作家の深津弘子さん(右)
次回のブログで、完成した作品をご紹介します。
お楽しみに!
コロナ禍の今、海外旅行なんて夢の夢・・・
2019年6月のみきデザイン工房のフランス ステンドグラス見学ツアーは、本当にタイミングがよかったです。
このツアーで、アールヌーヴォー期のステンドグラス作家、ジャック・グリュベール様のとりこになった参加者も多かったです。
「ナンシー派美術館」 Musee de L'Ecole de Nancy
http://blog.miki-designkobo.com/mikiblo/20191101/
http://blog.miki-designkobo.com/mikiblo/20191104/
http://blog.miki-designkobo.com/mikiblo/20191105/
そのほか…
グリュベール様の作品に囲まれたレストラン「エクセルシオール」
http://blog.miki-deasignkobo.com/mikiblo/20190629/
【みきデザイン工房からのお知らせ】