いろいろなサンドブラスト (続)
サンドブラスト屋さんにとっては、簡単なことなのでしょうが
私たちはステンドグラス屋なので、試行錯誤しながらやっています。
いま、新たにまた違う方法を実験中です。
「網点版下」 でサンドブラストする実験をしてみました。
ラピッドマスクでマスキングフィルムを作る一種です。
「ラピッドマスク」では、白か黒!
二階調で原稿を作る必要があります。
筆者が以前飼っていた、愛犬の写真を使ってご説明しようと思います。
(ワイヤーヘアード・フォックステリアのアークと申します)
「網点版下」 の場合も、その二階調で原稿を作ることに変わりはありません。
白いところがサンドブラストで彫るところです。
Photoshopなどの画像加工ソフトを使って
「解像度」と「線数」を決めて、網点の大きさを決めます。
「解像度」と「線数」・・・
一般的には馴染みがないかもしれませんが
印刷屋さんにデータで入稿したことがある方は
一番気にするところですので、ご存じですね。
「解像度」と「線数」が高ければ、より繊細なサンドブラストができます。
ただ、サンドブラスターの砂をそれなりに取り替えないと
繊細なサンドブラストはできません。
というわけで、今回は持っている砂で、どこまでできるかの実験をしました。
そもそも、素材の写真が白黒二階調には向かない!? かもしれません。
でもやってみます。
以上、今回の実験結果でした。
筆者には、アークに見えるのですが、もうちょっと解像度をあげたいところです。
うむ〜、挑戦は果てしなく続く・・・
【みきデザイン工房からのお知らせ】
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