棚板のメンテナンス
昨日の「失敗」はまだ尾を引いているのかなぁ… 何から仕事を始めようか、ノリが悪い。
そこで、今日も棚板のメンテナンスしました。それに乾燥したいい天気で、乾かすにはいい日和ではないか!
写真1:
まず、紙やすりで棚板を削り、余分な離型剤(シェルフプライマー:shelf primer )を剥がします。
写真2:
その後、水に溶かした離型剤をうす塗りします。1回目を縦方向に塗ったら、乾かします。乾いたら2回目は横方向に、3回は斜め方向に塗ります。
これで、まんべんなく塗れたはずです。
その後、風通しのいいところで乾かします。これで終わりです。
3、4回焼いたら、このメンテナンスをするようにしています。
ただ、シルバーステインという黄色に発色する絵の具を使った時は、毎回このメンテナンスをします。なぜなら、黄色のエマイユは“強い”ので、ガラスの表面に塗るとせっかくシェイディングしたグリザイユを“食って”しまいます。そこで、シルバーステインをガラスの裏面に塗るのです。そうすると、ガラスにとても発色のいい黄色が焼きつきます。
しかし! 棚板にも滲みてしまうんですね〜。ですから、これを紙やすりでとっておかないと、次回焼いた時に、この前回シルバーステインを塗った形の黄色のシミが、次のガラスにも発色してしまうのです。だから、シルバーステインを使った棚板は気を使うんですよ〜。
さて、次の焼成はうまくいきますように!
って、温度棒を確認しなかった私がいけないんだけどね。
今日は、生徒さんも多く、気が紛れてよかった! よかった!
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