2009/06/19  (金) 

「サー」?「シャー」?「ジャー」?

別に、卓球の愛ちゃんの掛け声ではありません。

ガラスを切った後に、切り口を “しごく” (エッジのバリをとる)音を表現すると「シャー」とか「ジャー」とかいう表記になるかな〜、と。

「カッターの行くラインをイメージする! これ大事! 2009.5.29」 のブログのように直線を切って、パンと割ると、切り口がそそり立つようにとがっていること(バリ)がありますね。
これをこのままにしていると、作業中にガラスの断面に指などがコツンと触れただけで、スパーッと切り傷をおうことがあります

このままロッカーに入れたり、ガラス選びをしたりする時、ルーターをかけている時、鉛線で組んでいる時にも、指を切ることが多いのです。
でも、「シャー」、「シャー」っと、“しごいて” (バリをとって)あれば防げることなんです。
(バリをとるために全部ガリでカリカリかじっていたという方もいましたけど、こっちの方が早いですよー! または、砥石で両角を「シャー」、「シャー」っとやってもいいです。)
 

この音が嫌いな人も多いようですが、ビクビクやるともっと怖い音になりますから、ガラスカットのあとは、「シャー」、「シャー」っと癖になってくるようにして、早く慣れてくださいね。
でも、軽くやらないと細かく連続した「ハマ欠け」(
「制作の幅が広がる!  2009.1.21」 ブログ参照)になってしまいますので注意してくださいね。

 

 何で、「シャー」、「シャー」と2回なのか?

 

それは最初の「シャー」は、右手のガラスの下側のエッジと
左手のガラスの上側のエッジの「シャー」。

2回目の「シャー」は、手の上下を変えて「シャー」。

これで、両側のガラスの上下のエッジを “しごいた” ことになるわけです。
  

「シャッ」でなく「シャー」と長いのは、手元から向こう端までずらしながら一気にしごいていることを意味しています。ですから、2回の、「シャー」、「シャー」 でいいわけです。

Let's Try!

 


特に、絵付けの作品を作る時には “しごいて” いないと、ガラスに絵の具を塗る時に、筆の毛が切れてしまいます。(バジャーブラシは2万円前後しますから、大事に長く使いたいものです。) お気をつけください。

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