秘密の花園みたいなランプ
前回のブログ 「光と上手にコラボしましょ! 2009.8.1」 では、
「ガラスを選ぶ時に、 “使う所の光” で選ぶ。」
ということを、申し上げました。今日は、その組み合わせについてです。
それ、むずかし〜い! と言わないでね!
料理をつくる時も、「味」、「いろどり」、「食感」・・・ と多くのことを同時に考えて作りますよね。
それから、服装だってそうです。服と髪型とバッグと靴とアクセサリーと・・・
フォーマルな組み合わせで・・・ リゾート向けのとり合わせで・・・
と、いつも自然にとり合わせていますよね。
つまり、ふだんやっていること、の延長なんですよ。
たとえば花をモチーフにした作品を作るとします。
「花にこれらのガラス」を使い…
「葉っぱにはこれらのガラス」…
「背景にはこれとこれと…」
と選んでいき、ひとつ一つのガラスのイメージをまず頭に入れます。
でも、隣に来るガラスで、そのガラスが違って見えることもありますので、隣同士のガラスを同時に見比べたりすることも必要です。
そうやって、「最終的に完成したところをイメージすること」 が、とても大切です。
頭の中には自分しかわからない作品のイメージができますよね。 さしずめ、誰にもわからない 「秘密の花園」 といったところでしょうか。
※ ティファニーのレプリカの制作、本に出ていた作品では、あらかじめ完成イメージがわかっていますよね。
だから、
「ガラスを選ぶ時に、 “使う所の光” で選ぶ。」
「最終的に完成したところをイメージすること」
というようなことは、オリジナルのデザインの作品だからこそ必要になることなのです。
ウチの教室では、普通科のみなさんにもそれに挑戦していただきますので、最初は、それが不安かもしれませんが、あらかじめイメージがわかっている作品をつくるよりも、何倍も楽しいはずです。