技法の説明 2 サンドブラスト (第29びどりを作品展 レポート3)
先のブログ 「技法の説明 (第29びどりを作品展 レポート2) 2009.10.10」 では、フュージングを使った作品が多かったことをお伝えしました。
それと並んで多かった技法が、 “サンドブラスト” です。サンドブラストの説明パネルの前では、「どうやって作るのですか?」 と聞かれることが多かったです。
「簡単に言うと、ピストルのようなガンの先から、細かい砂を高圧で吹き付けるのです。」
と一日に何回もご説明していたのですが、見ないとわからないですよね〜〜。
今日は、早くも次の作品のパーツ作りのために、サンドブラストをしている方がいらっしゃいましたので、ちょっとだけご紹介します。
窓際にある、変わった形の “ホコリっぽい” ボックスが本体です。
本体の穴の先には厚いゴム手袋がついています。
いま、右手がグレーになっているのは、ほこりで手が汚れたのではなく、ゴム手袋の色です。
(言われなくてもわかる? いや念のため。)
その下にピストルのようなものが見えますか? 足でペダルを踏むと、この先から細かい砂が出てきます。
本体の中にサンドブラストをするガラスを入れたら、透明な蓋をします。
左手で、 ガラスを持ち、右手でガン(ピストル)を持って、砂をふきつけます。
本体の中が、砂ぼこりで曇ってきたら、ときどき掃除機で吸引します。
高圧で砂を吹き付ける! ので、当然 「コンプレッサー」 も必要になります。サンドブラストの本体から、ゴムホースをたどっていくと・・・
ありました。ありました。
サンドブラストをする時だけ、突然ガラス棚のあたりに現れるブルーの物体、これがコンプレッサーです。ちょっと大きいですが、消音タイプのスグレモノです。
どらえもんのポケット状態で、いろんなものが出てくる工房なんです。
引越しの時には、まっさきにこの置き場で悩みましたが、なかなかいい場所に落着きました。