2009/10/16  (金) 

技法の説明 2 サンドブラスト (第29びどりを作品展 レポート3)

ステンドグラスグラスグループ びどりを

第29回 びどりを作品展 2009.9.21〜27 

  
先のブログ 「技法の説明 (第29びどりを作品展 レポート2) 2009.10.10」 では、フュージングを使った作品が多かったことをお伝えしました。

それと並んで多かった技法が、 “サンドブラスト” です。サンドブラストの説明パネルの前では、「どうやって作るのですか?」 と聞かれることが多かったです。

「簡単に言うと、ピストルのようなガンの先から、細かい砂を高圧で吹き付けるのです。」

と一日に何回もご説明していたのですが、見ないとわからないですよね〜〜。

 

今日は、早くも次の作品のパーツ作りのために、サンドブラストをしている方がいらっしゃいましたので、ちょっとだけご紹介します。 

 

    

窓際にある、変わった形の “ホコリっぽい” ボックスが本体です。

 

 

 

  
 

本体の穴の先には厚いゴム手袋がついています。

いま、右手がグレーになっているのは、ほこりで手が汚れたのではなく、ゴム手袋の色です。

(言われなくてもわかる? いや念のため。)

 

その下にピストルのようなものが見えますか? 足でペダルを踏むと、この先から細かい砂が出てきます。

 

 

本体の中にサンドブラストをするガラスを入れたら、透明な蓋をします。

左手で、 ガラスを持ち、右手でガン(ピストル)を持って、砂をふきつけます。

 

本体の中が、砂ぼこりで曇ってきたら、ときどき掃除機で吸引します。

 

 

高圧で砂を吹き付ける! ので、当然 「コンプレッサー」 も必要になります。サンドブラストの本体から、ゴムホースをたどっていくと・・・

 

ありました。ありました。

サンドブラストをする時だけ、突然ガラス棚のあたりに現れるブルーの物体、これがコンプレッサーです。ちょっと大きいですが、消音タイプのスグレモノです。

どらえもんのポケット状態で、いろんなものが出てくる工房なんです。

 

引越しの時には、まっさきにこの置き場で悩みましたが、なかなかいい場所に落着きました。

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技法の説明 3 サンドブラスト (その2)