掛川見学ツアー レポート-3
館内に入ると、まず正面に、
ジェームス・パウエル&サンズ工房の 「聖女マグダラのマリア」
が出迎えてくれます・・・
と、最初のレポートで書きました。
奇しくも、帰りのバスの中で見た映画、「ダ・ヴィンチ・コード」 は、
「マグダラのマリア」 の墓を探すという映画でしたね。
(←ストーリーがおおざっぱすぎる)
イギリスのステンドグラスが出てくる映画・・・
ということで、生徒さんたちと選んだ映画でしたが、
「聖女マグダラのマリア」 を、掛川で見てきたばかりだったので、ちょっと驚きました。
さて、 前回のブログで外観写真を見ておわかりになったかと思いますが、
美術館は細長〜い建物なので、
自然光が入る窓がたくさんあります。
館内に、73点ほど作品が展示されているそうですが、ほとんど「自然光」 で見ることができます。
これって、素晴らしい!
自然光で、朝に、夕に・・・
そして、晴れた日、曇った日・・・
自然光によって、違う表情を見ることができるのが、ステンドグラスの楽しみですから、
自然光で鑑賞するに限ります。
これだけの多くの作品を自然光で鑑賞できるとは、素晴らしい!!
ちなみに、
(73点以外にも、まだコレクションはたくさんあるそうです。
えっ! まだあるの? そう、もう一棟建てられるほどあるらしいです・・・。)
最初の、「聖マグダラのマリア」 を鑑賞して、左へ振り返ると、
「エッサイの木」 がドーン!
キタ〜! いきなり、「エッサイの木」 がきましたね〜!
横3枚に展示してありますが、
本当は、下2枚の上に1枚が続く絵です。
そこは、頭の中で、木が続いていることをイメージしましょう!
いきなり、見応え十分な作品です。
そして、次に鑑賞していくと、実際には上下に配列されている大窓の中から、
上の段の四大聖人4枚、
次のコーナーにはその下の段の4枚・・・
と同じ教会の14枚ものパネルがあります。
これは、もう、頭の中で組み立てれば、現地のイギリスにいるような気分になれます。
私たちが行った日は、最初は薄曇り、そのあと快晴でした。
顔とかは、薄めに陰影をつけているんだなぁ・・・
と思っていたら、イギリス現地では、もう少し薄暗いので、
掛川では夕方になると、見頃の明るさになるのだ、
と志田先生が教えてくれました。
くもった日か、日没の早い季節にまた来ましょう。
ほとんどが、自然光で鑑賞できるのですが、
数点だけは、蛍光灯による照明で作品を鑑賞するようになっています。
受付の右裏に販売コーナーがあります。
「マグダラのマリア」の左側面は、販売コーナーの壁になるわけですが、ここは、蛍光灯による照明で鑑賞するようになっています。
ここに、美術館のチケットになっている、ケンプ工房のステンドグラスが2枚あります。
(真ん中は、行方知れずだそうで、揃っていたらよかったのにね)
ケンプ工房の絵はとても繊細なので、蛍光灯照明で、よかったかもしれません。
私たちが行った日のように、快晴の日だと明るすぎたかもしれません。
(本で見ると、淡いトーンに見えないんですけどね・・・)
これらの作品と、販売コーナーの壁の作品だけは、蛍光灯による照明だったと思いますが、
いずれにしても、効果的に展示してありました。
・・・、レポートはまだ続きます。
(筆者の記憶で書いていますが、間違いがあったら、下記にコメントおねがいします。)
2015.7.17
「新大久保駅 何か国語でアナウンス? 続編」