カンタベリー大聖堂 レポート 7
2016年6月18日 カンタベリー大聖堂のレポートを続けていますが、( 「イングランド ステンドグラス見学ツアー」 )
南の大窓のステンドグラスが修復中で見れないとはいえ、
まだまだ貴重なステンドグラスがたくさんあります。
今回で、大聖堂のステンドグラスの紹介は最後にし、
あとは、工房で写真をお見せすることにしますね。
このステンドグラスの一部を拡大すると・・・
“無色のガラス” に グリザイユ(ステンドグラス用の黒やこげ茶の絵の具) で、
唐草模様の地模様を描いていますね。
こういったステンドグラスも、13〜14Cに流行りましたので、
いくつかご紹介します。
誰ですか?
こういったステンドグラスなら、作れそう・・・ と言っているのは?
いいですよ〜? 作ってみますか?
このほか、ここには20Cのステンドグラスもあります。
中世のステンドグラスを修復して維持するだけでなく、
その時代を代表する作家のステンドグラスも入れようというのが、いいですね〜。
これは、聖アンセルモ礼拝堂
1959年のステンドグラスです。
拡大したのが、下の写真です
これは、南東の袖廊。
以前のブログで、「イギリスに残存する唯一の12Cのバラ窓」 を紹介しましたが、
その下の方に、この1956年のステンドグラスが入っています。
ハンガリーの作家、アーヴィン・ボッサニュイのステンドグラスです。
アーヴィン・ボッサニュイのステンドグラスは、イーリー ステンドグラス美術館 にもありましたね。
この絵を理解するには、この方の生き様、イギリスでの貢献度を理解しなくてはならないのかもしれませんね。
ステンドグラスの歴史をもっと知りたい生徒さんは、
高橋講師手作りのガイドブックをご覧ください。
(生徒さん向けに工房で販売中・残りわずか)
さて、ここまでで、カンタベリー大聖堂のステンドグラスのレポートは終了します。
同じ日に、カンタベリー大聖堂の工房の見学をさせていただいたので、
今後、このレポートをする予定です。
こちらも、 「イングランド ステンドグラス見学ツアー」 の見どころの一つ!
こちらもご期待ください。
これまでの「カンタベリー大聖堂」 のレポート:
・2016.09.04 カンタベリー大聖堂 レポート 6
・2016.09.03 カンタベリー大聖堂 レポート 5
・2016.09.01 カンタベリー大聖堂 レポート 4
・2016.08.31 カンタベリー大聖堂 レポート 3
・2016.08.29 カンタベリー大聖堂 レポート 2
・2016.08.28 カンタベリー大聖堂 レポート 1
・2016.08.20 カンタベリー大聖堂で聴いた鎮魂歌 番外編
・2016.08.17 カンタベリー大聖堂で聴いた鎮魂歌 つづき
・2016.08.15 カンタベリー大聖堂で聴いた鎮魂歌
・カンタベリー以外の、「イングランド ステンドグラス見学ツアー」 のレポートはこちら: