「ヨーク大聖堂」 レポート-4 “ファイブ・シスターズ”
前回のブログの「ヨーク大聖堂」 「イングランド ステンドグラス見学ツアー(2016.6)」
の 「西大窓」 は14世紀のステンドグラスでした。
その他にも、中世のステンドグラスがた〜くさんありますが、
まず、この大聖堂で一番古いステンドグラスをご紹介しましょう。
城壁から見た大聖堂を思い出してください。
西側に2つの尖塔があり、中央部に高い部分がありましたね。
そこから南北に袖廊が張り出ていますが、
北側の袖廊の大窓を見に行きましょう。
これが 「ファイブ・シスターズの窓」 とよばれるステンドグラスです。
以前のブログで書いたのを覚えていてくれたかな?
●「渡英 直前情報! ヨークに行きたい理由は…」
でもちょっと触れました。
「ファイブ・シスターズ」と呼ばれるゆえんは下記をご覧ください。
●「ファイブ・シスターズの窓」
田中幹敏夫先生の 「ステンドグラス 世界の旅 その一」
下の写真、右側は内陣への入口です。
私たちが訪問した日この袖廊は、身廊で上演される劇の衣装や小道具置き場になっていて、近くまで近寄れませんでした。(左側の写真)
なので望遠で写してもらいました。
この部分だけ12世紀のステンドグラスです。
(5本のトランセットの中央の下部の部分です。)
イギリス最古のステンドグラスの一つです。
もう少し引いてみると・・・
全体に灰色っぽく見えますが、
絵の具のグリザイユの色と、
赤・黄・緑・青の小さい色ガラスが使われているのがわかります。
高さ15.24メートル。
ガラスピースの数は、10万個と言われています。