2017/02/17  (金) 

「ヨーク大聖堂」 レポート-4 “ファイブ・シスターズ”

前回のブログの「ヨーク大聖堂」  「イングランド ステンドグラス見学ツアー(2016.6)」 
の 「西大窓」 は14世紀のステンドグラスでした。
           

その他にも、中世のステンドグラスがた〜くさんありますが、
まず、この大聖堂で一番古いステンドグラスをご紹介しましょう。

           

城壁から見た大聖堂を思い出してください。
西側に2つの尖塔があり、中央部に高い部分がありましたね。
そこから南北に袖廊が張り出ていますが、
北側の袖廊の大窓を見に行きましょう。

           

           

これが 「ファイブ・シスターズの窓」 とよばれるステンドグラスです。
以前のブログで書いたのを覚えていてくれたかな?

           

●「渡英 直前情報! ヨークに行きたい理由は…」
でもちょっと触れました。

           

「ファイブ・シスターズ」と呼ばれるゆえんは下記をご覧ください。
「ファイブ・シスターズの窓」
田中幹敏夫先生の 「ステンドグラス 世界の旅 その一」 

           

           


           

下の写真、右側は内陣への入口です。

私たちが訪問した日この袖廊は、身廊で上演される劇の衣装や小道具置き場になっていて、近くまで近寄れませんでした。(左側の写真)

         

 

           

なので望遠で写してもらいました。

この部分だけ12世紀のステンドグラスです。

(5本のトランセットの中央の下部の部分です。)
イギリス最古のステンドグラスの一つです。

           

 

           

 

もう少し引いてみると・・・


           

         

全体に灰色っぽく見えますが、
絵の具のグリザイユの色と、

赤・黄・緑・青の小さい色ガラスが使われているのがわかります。

           

 

          

高さ15.24メートル。

ガラスピースの数は、10万個と言われています。

           

           


           

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