2018/02/12  (月) 振替休日

田中幹敏先生 作品 ウインドウパネル

ここ何回か、先月お亡くなりになった
田中幹敏先生の作品をご紹介しています。

       

今回は、工房の北東の角に飾ってあるウインドウパネル、

「ひとつの試み - 花 - 」 というタイトルの作品です。

(1995年 第15回びどりを作品展 出品作)

       

       

       

       

       

       

       

          

七宝釉薬を使ってつばきの花びらに絵付けしていた、お姿を思い出します。

いまは、ガラスパウダーを売っていますが、あの頃は手に入らなかったのかな・・・

        

しかも、この写真ではよくわからないのですが、

釉薬で陰影をつけただけでなく

花びらのガラス自体に凹凸を付けて

陰影を出しています。

        

田中先生は、元々は彫金の先生でしたので、

いろいろな工具を駆使して、ガラスを削って立体的にしていたのを覚えています。

        

        

花芯のところは、ガスバーナーで白いガラスを細く引っ張り、黄色いガラスは砕き、

白いガラスの上に置いてタックフューズしていました。

今でこそよくやる手法ですが、

その当時は、 「ここどうなっているんですか?」 と皆で、

横から見たり、指で触ったり・・・ したものです。

       

       

          

モチーフの背景に使っているこの部分は、

スランピングして作ってあります。

なので、室内側に盛り上がっていますが、屋外側は凹んでいます。

          

粘土で型を作って、それから石膏型を作って窯に入れたんだったけかな〜

あの頃はウェットフエルトはなかったしなぁ・・・

30年以上の前の記憶なので、あいまいですみません。

          

          

          

          

          

※ 先月1月29日の 「訃報」 のブログ のコメント欄に、

田中幹敏先生との思い出を綴っていただいています。

引き続きコメント欄に投稿をお願いいたします。

          


                          

  

               

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田中幹敏先生 作品 照明
田中幹敏先生 作品 薔薇のランプ