ブールジュ大聖堂 -2
前回のブログでは、ブールジュ大聖堂に着いたところまでレポートしました。
(みきデザイン工房 フランス - ステンドグラス見学ツアー 2019年6月)
この「ブールジュ大聖堂」 は 正式には 「ブールジュのサンテチエンヌ大聖堂」 (Cathedral of Saint Etienne of Bourges) といいます。
「ブールジュ大聖堂」 という名で、1992年にユネスコの世界遺産に登録されたので、このレポートでは以下、「ブールジュ大聖堂」 と記します。
フランス語の発音だと ブールジュ というより ブージュ と聞こえます。
(このツアーで、「メッスのサンテチエンヌ大聖堂」にも行きましたので、ただサンテチエンヌ大聖堂と言うと間違えてしまうので・・・)
前回のブログで最初に目に入ったこの部分。
ここは、ブールジュ大聖堂の後陣。
すなわち内陣を囲む部分で、ステンドグラス的にも13Cのステンドグラスが残されている重要な部分です。中世の中でも特に “13C” のステンドグラスが状態よく残されている大聖堂は世界でも限られてきています。その中でも、ここは必見です。
パリから200キロ! と遠くても来たのは、それだけの価値があるからです。
外からもじっくり見学してみます。
パリで見たティファニーのステンドグラスは、外からでもガラスの色が見えましたね。
ここでも、何やら白い部分があります。
これは、オパルセントガラスを使っているからではありません。
(注: 中世にオパルセントガラスはありません。オパルセントガラスは1900年のパリ万博で発表されました。)
この白い部分は、おそらく修復した部分なのだと思います。カンタベリー大聖堂でもこのように修復していましたが、外側にポリカを当てているのだと思います。ポリカーボネートです。
いずれにしても、13Cのステンドグラスがこのように大事に維持されているというのは、素晴らしいことです。
修復部分のみならず、補強の仕方など、外からでも見たい部分がたくさんありますが、側廊に沿って西ファサードに向かいます。
相当歩いて、やっと西ファサード(入口)前の広場に着きました。
この広場に、最初のブログでご紹介した「ホタテ」があります。
広場は石畳でゴロゴロだし、時々ホタテがあり、転びそうですが、上を見上げます。
ゴシック建築ですから、高〜いです。
このブールジュ大聖堂の聖堂内の構造の特徴は、身廊と南北に側廊、その外側にも南北に側廊があること、つまり側廊が二重になっていることです。
なので、入口が5つあります。
幅が41メートルあるので、5つの扉が写真に収まりません。
パノラマモードで撮ってみます。
次回は、このファサードの壁の素晴らしい装飾をレポートしようと思います。
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