2020年 年末講師対談
昨日、28日(月)の授業をもちまして、本年度の授業は終了いたしました。
本年2020年も、みきデザイン工房をご利用いただき感謝申し上げます。
ブログの締めは、 恒例の 「年末講師対談」 です。
2020年。一生忘れることができない2020年。
地球上のどの国の人も苦しめられた2020年。
新型コロナウィルス感染症の影響で、誰もが生まれて初めての不安・恐怖を持ちながらの一年でした。
そんな中、みきデザイン工房では、生徒の皆さん各自が感染防止対策を徹底してくださったおかげで、営業を続けることができました。この一年も共にステンドグラス制作を続けられることができ、心から感謝申し上げます。
2020年の総集として、嶋本講師と高橋講師の二人で、今年を振り返ってみました。
いつもの通り四部構成ですが、今年も長くなってしまいました。今年の年末年始休暇はいつもより長いという方も多いそうですので、その間の暇つぶしにお読みください。
【 1. 今年最大のトピック 】
【 2. ステンドグラスグループ びどりを のトピック 】
【 3. 嶋本講師と教室関係 のトピック 】
【 4. 高橋講師と注文制作・工房企画 のトピック 】
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【 1. 今年最大のトピック 】
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高橋 : 今年は本当にお疲れ様でした。
例年は、冒頭の言葉は「突っ走って一年終わりましたね」と言うことが多いのですが、今年は「突っ走る」どころか、「動けない?」感じでしたね。
嶋本 : 「動けなかった」ですね〜。
本当に、人生で初めての「感染症のパンデミック」に悩まされました。歴史上に何度かあった感染症を体験することになるとは・・・、恐ろしい・・・
高橋 : そう、「動きにくい」のに、一年が早かったです。
まぎれもなく、みきデザイン工房の今年のトピックは、「新型コロナウィルス感染症」の影響ですね。何をするにも感染症対策を考えると「出来ない」ことが多かったですね。
嶋本 : 特に4月からのほぼ1か月の緊急事態宣言下では、日本中の人が不要不急以外は外出自粛の生活を強いられました。「趣味のステンドグラス講習」は不要不急? と考えさせられました。
高橋 : そうそう、「緊急事態宣言」は色々な職種の人に多大な影響を与えましたね。
どうやったら営業できるか考え、厳戒態勢で細々と授業を続けました。
詳しくは、随時 「予防対策のページ」 で情報を発信していましたので、ご確認ください。
嶋本 : 「緊急事態宣言」下は講師交代制だったので、自宅にいる時間が多い時期でしたね。日本中の人がそうでした。
私は、その間にマスクを手作りしていました。マスクが売り切れていたということもあるけれど、毎日多くの方が感染したり、亡くなったりというニュースを聞いていると、何かしていないといられないという感じでした。
高橋 : そうそう、何かに没頭してコロナを忘れたかったので、私も手作りマスクを何枚か作りました。でも、あまり上手に縫えなくて・・・
こんな時に私ができることは何か?と考えて、生徒の皆さんが自宅で出来る簡単なステンドグラスキットを作ることに専念し、ずっとガラスを切り続けてました。
「STAY HOME」 として、5アイテム(●ウインドウペンダント ひまわり ●ウインドウペンダント ハイビスカス ●壁掛けフォトフレーム ●小物入れ ポケットティッシュサイズ ●小物入れ ミニ紙ナプキンサイズ)をたくさん作りました。
何十個作ったんだろう? すごい勢いで作りました。
嶋本 : おかげさまで、その売上げで、工房の感染予防のための機器を購入することが出来ました。
●サーキュレーター ●扇風機 ●空気清浄機 ●加湿器 ●二酸化炭素濃度計 などです。
「STAY HOME企画 ガラスキット」 を買って下さった皆様、ありがとうございました。
高橋 : 春に、政府から個人に「10万円の特別定額給付金」が出ました。
「緊急事態宣言」期間の後には、法人向けには「持続化給付金」の申請をしたり、「家賃支援給付金」の申請をしたり、パソコンで申請する業務が多かったですね。
契約書などの書類をPDFにしたり、それをWeb申請したり・・・ は、世の中で当たり前になっていきそうですね。
嶋本 : その節は大変お世話になりました。スマホやPCが不得意と言っていると、もらえるものももらえませんね。(平仮名だけで書くとわかりにくい・・・)
我々は飲食店や旅行会社と比較するとまだいい方かもしれませんが、「お客様がたくさんいらして繁盛している状態」が「感染リスクが高い状態」なのですから、困ります。補助金はありがたかったです。
高橋 : 工房側としては、2月からずっと、ここまで感染予防対策を徹底して、生徒さんがいらしても安全・安心な場所の確保に努めてきました。
●ソーシャルディスタンスをとるための人数制限 ●使った道具や作業台の消毒 ●換気 ●湿度管理 ●二酸化炭素濃度管理・・・ と色々なことを徹底しました。
嶋本 : そうですね、本当に工房で気を遣うことが多くて、毎日時間があっという間に過ぎました。
でも、何とか休業することなく授業を続けられたことには、ひとえに生徒さん達が感染予防対策を守ってくださったおかげなので、この場を借りて本当に感謝申し上げます。
高橋 : 全国でお稽古事関連が休業しているなか、私たちは営業してよいものか、悩みましたからね。営業するからには、感染に関する情報収集に努めました。
左の画像は、2月17日に工房のエントランスに掲示したポスターです。コロナ関連で最初の注意喚起ポスターですね。 10か月前です! 10か月!
世界中の人が初めて接するウイルスで、対策もわからない早いうちから、受講の際の条件は2月から細かく・厳しく決めて注意を促してきました。
10か月たっても、同じ注意喚起をしているのか〜!
「飛沫感染を防ぐためにマスクなしで人と接しない」、「接触感染を防ぐために正しい手洗い」は変わらなかったですね。
嶋本: それを生徒の皆様はきちんと守ってくださいました。
東京の人・・・、日本中の人・・・、世界中の人が皆、私たちと同じように徹底したら、こんなに拡大しないはずなのにね。
高橋 :
●「飛沫感染を防ぐためにマスクなしで人と接しない」
●「接触感染を防ぐために正しい手払い」
は、しばらく続きそうですので、よろしくお願いいたします。
嶋本: ブログの一番下に、コロナ対策の記述の部分がありますが、結局2月からずっと消えませんでしたね。
これは、予防対策に慣れることなく、気を付けて欲しいという願いと思っていただきたいです。
高橋 : そうですね。
飲み会や喫茶店に行かなくなって気づきましたが、「おしゃべりしながらの飲食」って、いい気分転換になっていたんですよね〜。う〜、残念。
でも、お互い、生徒さんや家族を守るため、まだ「ご家族以外の方との外食」は我慢しましょう。
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【 2. ステンドグラスグループ びどりを のトピック 】
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嶋本 : 「ステンドグラスグループ びどりを」の今年のトピックは、まず 「第40回びどりを作品展」 が新型コロナウィルス感染症の影響で、一年延期を余儀なくされたことですね。
高橋 : そう、40回の周年行事を企画していたので残念でした。
何しろ東京オリンピックも延期になったくらいですから、あらゆるものがコロナ禍で「中止」や「延期」になりました。
ニュースで、開催したイベントで感染者クラスターが出た、という報道が多く、東京での「グループ展」は開催されないことが多かったです。
嶋本 : 2019年秋 第39回びどりを作品展の際にやっと探しあてた会場 目黒の The 8th Gallery (クラスカ エースギャラリー) を使える最後の年だったのも残念でしたね。
(このギャラリーは、年初に2020年12月20日で閉館が決定していた)
高橋 : そうそう、地獄の会場探しが毎年続くのかと思い、ダブルでショックでした。
それにコロナ禍で作品制作に没頭している方々もいて、作品はどんどん仕上がっていたのにね。
嶋本 : 一方、高齢者と同居のため自粛生活で、作品制作が間に合わない方々もいました。
9月の作品展に間に合わせようと、感染を避けるために徒歩で作品を制作しにいらしていた方が、やっと完成したのに展覧会がないのか、というのもあり・・・
中止・延期の判断はしにくかったですね。
高橋 : それで、「オンライン展覧会」として、“開催”することになりました。(写真は、三密をさけて撮影している様子)
「インターネットで」 「動画で」 作品を鑑賞してもらうという、初めての試みです。プロの動画制作会社さんにお願いして、10月には 「びどりを」 はYouTubeデビューしました!
2020年10月22日〜 YouTubeで配信中!
嶋本 : ご友人やお知り合いに作品を目の前で見ていただいて感想を聞く、といった楽しみはありません。
でも、単に 「中止」、「延期」という決断をして、何もしない一年にならなくてよかったです。
高橋 : そう、何もしない一年・・・ 皆様の制作の手をとめたくなかったですね。2020年に「コロナ禍でも出来ること」を考え、実践できてよかったです。アクセス数も増えて嬉しいですね。
25分とYouTubeにしては長いですので、お時間のある時にご覧ください。
嶋本 : 2021年秋の「第40回びどりを作品展」 では、これらの作品を実際にご覧いただきたいです。
高橋 : そうですね。YouTubeで見た作品を、是非リアルで見てください!
嶋本 : そのほかのびどりをの今年のトピックは
「びどりを ステンドグラスカレンダー 2021年版」 ですね?
これは高橋先生の制作ですね。お疲れ様でした。
高橋 : はい、ありがとうございます。
これも40回の周年行事として企画したものです。
こちらは、5月までに完成している作品で構成しています。
春からの自粛生活のおかげで、たっぷり時間をかけてレイアウトデザインすることができました。
ステンドグラス作品集のような冊子です。
限定数 販売中!
嶋本 : ステンドグラス作品が38点レイアウトされていますので、カレンダーというより作品集ですね。
これまで5年ごとに作っていて、毎年は作っていませんので、まだ在庫があるうちにお買い求めください。
高橋 : また、このカレンダーの掲載作品のいくつかは、2020年のびどりを作品展に出品予定の新作でした。
それらの新作は、2021年秋の「第40回びどりを作品展」 で、実際にご覧いただきたいです。
「ステンドグラスグループ びどりを」 としては、2020年は、会員の作品を、YouTubeを利用して「動画で鑑賞」、カレンダー仕立ての「印刷物で鑑賞」という形で、軌跡を残せてよかったです。
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【 3. 嶋本講師と教室関係 のトピック 】
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高橋 : 教室関係の今年の最大のトピックというと・・・
コロナ影響下で、受講が「完全予約制」になったことですかね。
嶋本 : そうですね。 「好きな時間においでください」 というのが、みきデザイン工房の特徴でしたが、初めて予約制としました。
受講の際の条件も、最初から厳しかったですね。
高橋 : そうです。政府の発表では遅いので、あらゆる情報をさぐって、みきデザイン工房なりの対策を作りましたので、受講予約の条件は厳しかったです。
嶋本 : 工房内で「ソーシャルディスタンス」をとるために、予約制にせざるをえませんでした。
この狭い教室で、人と人との距離が2メートルか! と考えましたよね。
高橋 : 2メートルは長いです!
ソーシャルディスタンスをとるためには、机1台に1人にしたい。
作業台1台に2人の時は、向かい合って座らず斜めに座る。
それと、ルーターを使う人、サンドブラストする人・・・
工房内の動線を考えて人と人のすれ違う頻度が少なくなるように・・・と、前の日に予約表を見ながら、生徒さんが座る位置を考える毎日でした。
嶋本 : たまたま、その頃は自転車や徒歩でいらっしゃれる生徒さんが多かったので、都道府県をまたいで移動できない時でも、予約してくださる生徒さんはいたんですよね。
でも予約の人数が多いと心配になってしまう・・・
毎日の予約表の更新も大変でしたね。
高橋 : はい、ウェブサイトに予約表を掲載するのは私の仕事でした。
予約表システムを構築する時間もないし、既製品で合うシステムがないし、登録制にはしたくなかったし、生徒さんのITリテラシーも考慮し・・・ と、カスタマイズしやすいように自分で作ってみました。いやはや、これをこんなに長く使うことになるとは・・・
嶋本 : 当初、人数は3人に制限していたので、今日は人数が4人だけど大丈夫か・・・ なんて心配しました。
盛況だと感染予防的にはNGだから、困りますよね。
3人になったり、4人になったり、感染状況で増減しました。
高橋 : それと、コロナのいわゆる「第一波」の間、ブログのコメント欄に、毎日情報を発信していました。
●講師の健康状態 ●本日の講師の体制 ●感染予防のためのTipsなど・・・
嶋本 : そうでした、そうでした。
朝、講師が発熱していたら休講にしなくてはならないので、検温してから、その日の営業を決めていました。毎朝8:30までには発信していました。
高橋 : そうです。さきほど見直してみたら、2月29日から3か月間、授業のある日は毎日更新していました。
嶋本 : お疲れ様でした。3か月毎日ですから、長かったですね〜。
コロナにどう対処してよいか、世界中の人がわからない時期だったので、「感染予防のためのTips」はすごく参考にさせていただきました。
感染しないようにするための免疫力を高める食材、手洗い歌・・・などなど。
高橋 : 我ながら頑張ったと思います。
でも、世界中が初めてのウイルスに右往左往する中、その3か月のTipsネタ集めは有意義だったと思っています。
嶋本 : 生徒さんたちが、そこに書き込んでくれて、教室で会えない生徒さん達と「交流」できたのもよかったです。
高橋 : コロナ禍で、感染拡大期は、講師交代制になってしまいました。
でも、実は昨年2019年秋から、嶋本先生は親の介護のため、嶋本先生が早番・高橋講師が遅番となっていたんですよね。
嶋本 : そうそう、早番・遅番といっても、4時間くらいは二人が一緒にいる時間帯があったのです。でも感染拡大期はその時間帯を極力減らして、二人が接触しないようにしていました。
その上出勤日まで分けて、講師の共倒れを防くようになりましたね。
高橋 : 二人とも体が丈夫というか、あまり熱を出したりしない体質なので、何とか一年やってこれました。
嶋本 : 咳が出たり、くしゃみしただけでも不安でしたね。
毎朝の検温のたびにドキドキでした。
高橋 : 毎朝の検温はドキドキでしたね。
工房の存続に直結しますからね。
症状に味覚障害があるということなので、毎晩のビールで味覚チェックを欠かせませんでした。
嶋本 : あと、教室関係のトピックは・・・
コロナ禍で、体験制作を積極的に受けなかったということかな。
それから・・・ え〜と・・・
消毒に明け暮れる毎日で、頭の中も消毒されて忘れてしまいました。
高橋 : そう、毎日の消毒作業は、頭の中も白くなる!
10か月も続くとさすがに、手もボロボロですが、まだ頑張りましょう!
2020年も、大勢の生徒さんにおいでいただきありがとうございました。
全員が常にマスクをしていて皆様の表情を見ることができませんでした。常に二酸化炭素濃度、湿度などのモニターをチェックしながら、ガラスをカットしている音、マスク越しの生徒の皆様のため息はしっかり聞き取っていたつもりですよ!?
皆さんとの距離をいつもより長くとっての会話しかできませんでしたが、皆様と楽しくステンドグラスを制作することができ、ありがとうございました。
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【 4. 高橋講師と注文制作・工房企画 のトピック 】
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嶋本 : 高橋先生の今年の最大のトピックは何ですか?
やはり新型コロナウィルス感染症の影響ですか?
高橋 : そうです、もうそれ以外にありません、2020年は。
新型コロナウィルス感染症の影響で 「リモート授業」 「リモートガラス販売」 を始めたこと」 ですね。
嶋本 : 「第40回びどりを作品展」もそうだけど、「コロナだから出来ないね」、「コロナが収まるまで待とうか」 と言ってやめてしまうと、いつまでも何も出来ない、ということがわかってきちゃったんだよね。
高橋 : そうですね〜、ホント。
ステンドグラスだって失敗したら、他の技法を考えたり、デザインを見直したりしますよね。それと同じで、「出来るように考えなきゃ!」 ですよね。
嶋本 : 私たち、ステンドグラス制作を通して、いちいちめげない! という心を養っていたかもね。「ガラスが割れたら、切りなおそう!」、「うまく焼けなかったら、焼きなおそう!」 の繰り返しなので、成功させるために、いろいろな技法を試したりして、うまくいく方法を模索してますからね。
高橋 : そうですね。いつもうまくいく方法を考えてますね。
だから、新しいこと大好き人間が多いかも!
嶋本 : それにしても、私には「リモート授業」は無理だったかも。
世の中、コロナ禍で突如テレワークが始まった方々も多いようだけど、私だったら出来たかな〜、と思います。
高橋 : これが、また奇しくもいいタイミングだったというか・・・
2019年暮れから工房のパソコンをWindows10に買い替えなくてはなりませんでした。年明け早々にも、自分のパソコンを買い替えたばかりでした。「びどりをカレンダー 」 を制作するには、もうちょっとスペックの高いパソコンが欲しいと思って・・・。
瀕死のパソコンだったら、やろうと思わなかったと思うんだけど、最近の新しいパソコンでは、すぐにSkypeが使えるようになっているし、Zoomもやり方は簡単。
何ならiPhoneのFacetimeだってリモート授業はできる? というくらい、リモートは身近な時代になっていたんだよね。
嶋本 : 工房のWiFiルーターもそんなに古くないと思っていたけど、考えてみたら10年以上経っていました。リモート授業でWiFiが弱いと会話が途切れ途切れになってしまうので、買い替えたらスムースにリモート授業できるようになったそうですね。
高橋 : おかげさまで・・・。
たまたま、快適にリモート授業できる環境にあった、というのがよかったんです。
リモート授業に関しては、Bluetoothのマイク&スピーカーだけ購入しました。これで、だんぜん声が聞き取りやすくなりました。
本当はBluetoothカメラも買うといいのだろうけど、カメラを移動させたいときはiPhoneのカメラを使ってます。
嶋本 : ・・・?
何を言ってるのか、あまりよくわからない・・・
高橋 : そう、私だってやってから知ったことばかりです。
そもそもSkype授業をやろうと言い出したのは、江本先生のお嬢様のおかげなんです。大学の授業はリモートが当たり前になっていたので、リモートを提案してくれたのです。やりたいと思っていた時だったので、やろう!、やろう! ということになり、まずは横浜の江本先生とみきデザイン工房にいる絵付けの生徒さんとを繋いでリモート授業を始めました。
嶋本 : 若い人が周りにいるといいですよね。色々な世代の人と接するのはいことですね。
高橋 : リモート授業は、他に工房に誰もいない時はマスクをつけないで「会話」できるので、安心・安全です。
みきデザイン工房は遠方の生徒さんも増えてきたところだったのに、他府県からの移動が制限されてしまったので、リモート授業という手段があってよかったです。
嶋本 : 工房に来れない人と、授業をしたり、ガラスをパソコンで見せて選んでもらうということもしていましたね。
高橋 : そう、写真よりもどんなガラスがわかりやすいようです。
嶋本 : あと、「注文制作」はさすがに今年は少なかったし・・・
「工房企画」は、つくづく、フランス - ステンドグラス見学ツアーの年じゃなくてよかった、と思いました。
高橋 : 本当に・・・。海外での新型コロナウィルス感染症の影響を見ると、レポートすることすらはばかれる一年でした。
あの頃はツアーを企画している時に、感染症の心配なんて全くしていませんでした。今考えると怖いです。
嶋本 : ほかに、「工房企画」としては、前述した 「STAY HOME」 ですよね。
あとは何かトピックありましたっけ?
高橋 : あとは・・・、今まで普通に出来ていたことが出来なかったわけで、その他に出来たことって何でしたっけ?
私も消毒に明け暮れる毎日で、頭の中も消毒されて忘れてしまいました。
あっ、そうだ! あと自分自身としては、「コロナに打ち勝つために免疫力をつける」 そのために 「朝食をきちんと摂るようにしたこと」 と 「深呼吸をして肺を鍛える」 ことをしていました。
ただ、10月はじめに肋骨を2本、ヘの字に折ってしまい、最近まで深呼吸できませんでした。
嶋本 : 昨年は、私が足を骨折。今年は高橋先生ですね。
こんな講師交代制はダメです!
来年は誰も怪我しませんように!
高橋 : はーい!
気を付けましょう!
「新しいやり方」への挑戦は、楽しいこともあるけど、疲れることでもありました。でもこんな「動きにくい」2020年でも少しは「動けた」という満足感があります。
いつまで? と考えると切なくなるので、「今できること」をちょっとずつやるしかないです。
今、心配なことは、マスクをとって会話や食事ができる日が来る時に、私の顔はどうなっているんだろう? ということです。お手入れ、お手入れ・・・
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「2020年」 の年末講師対談も長くなりましたが、
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今年も当ブログを読んでいただき、ありがとうございました。
2020年という、こんなに過酷な一年、そんな中、みきデザイン工房をご利用いただき、誠にありがとうございました。
皆様、どうぞよい新年をお迎えください。
新年は、1月5日(火)より営業いたします。
どうしたら出来る? どうしたら? と考える日々は続くと思います。
2021年も、安全・安心な環境に努めますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
「ステンドグラスグループ びどりを」 からの お知らせ
「みきデザイン工房」 からの お知らせ
お疲れさまでした
今年は新型コロナウィルス感染対策で、いろいろと気遣いが多く、本当にお疲れさまでした。他のお教室がお休みが多い所、先生方の並々ならぬご努力で、教室を続け、且つ、インターネット展覧会を開催いただき、ありがとうございました。私も生きがいをなくすことなく困難な生活に潤いが持てました。感謝しております。
Re: お疲れさまでした
生徒さんの皆様も予防対策万全でおいでいただき、感謝申し上げます。
多くの方に「ここが一番安全で、他に行くところがない・・・」と言っていただき、まだまだ頑張れそうです。
皆で、この困難を乗り越えましょう。