シャルトルのノートルダム大聖堂 -4
前回のブログの 「壁のハート」 の左側の角を曲がると、ジャーン!
「シャルトルのノートルダム大聖堂」 です。
2019年6月撮影
大聖堂前の広場越しに、相当離れて写真を撮らないと、尖塔が高すぎて全体が撮れませんし、外観の説明は、ここまで離れてないとわかりにくいのです。
というか、朝早すぎて開門していないので、時間調整中・・・
近づいて撮ると・・・
何か違う形に見えてしまいます。
2019年6月撮影
2019年春の 「パリのノートルダム大聖堂」 の火災は当時本当にショックでした。
でも、この大聖堂も3回の火災の後で再建されました。
そのあと尖塔に落雷もあり、また再建しました。
そのため左右の尖塔の建築様式が異なるのです。
それだけではなく、宗教戦争や第二次世界大戦の爆撃から逃れるために、ステンドグラスを避難させていた、という歴史もあります。
「大事なものを残す」 ための長い長い歴史をこの大聖堂で堪能しましょう。
「シャルトルのノートルダム大聖堂」に絶対に行きたい! と思ってから何十年だろう。
私が最初に行きたいと思ったのは、洋書屋でこの本を買った20代の頃でした。
(本に1976年発売と書いてあるから出たばかりだったのか…)
この本の中には 「ステンドグラス好きなら、死ぬ前に見ておきたい大聖堂」 がいくつかありますが、この「シャルトルのノートルダム大聖堂」 もその一つです。
このステンドグラスの見取り図のページ!
見てるだけでワクワクしてきませんか?
鉛筆で指しているのは、「美しいステンドグラスの聖母」 として有名な「シャルトル・ブルー」の衣を着た聖母マリアのステンドグラス。
このステンドグラスに関しては、「シャルトル国際ステンドグラスセンター」の修復解説の際にもレポートしています。
本当に大事なステンドグラスです。
これを見るために来た、と言っても過言ではありません。
これだけ大きな大聖堂ですから、一部は修復中で見れなかったということもありがちな話ですが、今回はちょうど修復が終わったところだったのでラッキーでした。
フランス国内で
「中世のステンドグラスが最も多く残る大聖堂」
と言ったらどこだと思いますか?
・「シャルトルのノートルダム大聖堂」 ?
・「ブールジュのサンテチエンヌ大聖堂」 ?
いずれも、13Cのステンドグラスのみならず、12Cのステンドグラスも残っているという点で、素晴らしい大聖堂です。
「ブールジュのサンテチエンヌ大聖堂」 では、「ブールジュ・レッド」を中心として11回にわたってレポートしましたので、お時間のある時にご一読ください。
どちらが素晴らしいか、などというナンセンスな質問はしませんので、ただ浸っていただけたら嬉しいです。
次回以降も「シャルトルのノートルダム大聖堂」 のレポートをします。
「シャルトルのノートルダム大聖堂」 では 「シャルトル・ブルー」 のマリアの衣の色に酔いしれてください。本当に優しい色のブルーです。
フランス - ステンドグラス見学ツアー」 2019年の6月
【これまでのシャルトルのノートルダム大聖堂のレポート】
・2021.04.06 シャルトルのノートルダム大聖堂 -3 (街のステンドグラス小物ショップ)
・2021.04.05 シャルトルのノートルダム大聖堂 -2 (ノートルダムとは)
・2021.04.04 シャルトルのノートルダム大聖堂 -1 (ホテル)
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