2014/05/22  (木) 

サンタ・クローチェ聖堂-4

「サンタ・クローチェ聖堂」 のステンドグラスのレポートの続きです。

2013年6月 みきデザイン工房主催 イタリア ステンドグラス見学ツアー )

         

この聖堂には、本当にたくさんのステンドグラスがあります。

そして、すべての作品がキリストの犠牲を物語っているそうです。

         

左の写真の上の段の窓は、光が強くて何が入っているかよくわかりませんが、ロンデールをつなぎあわせただけの窓です。

これはこれで、美しい。
         

         

         

サンタ・クローチェ聖堂には、「十字架降下」 をテーマにした壁画や絵画があるのですが、これはステンドグラス版の 「十字架降下」 です。

西側ファサードの上の丸窓です。

         

        

         

クローチェは十字架という意味なので、こんなステンドグラスもありました。

これは、北側の窓で、一番祭壇よりの丸窓です。

         

 

         

         

そのほか、いろいろな形のステンドグラスがありました。
         

         

 

         

         

ゴシック建築なので、縦長の窓が多いですが、そのデザインもさまざまでした。

         

         

         

         

(↑ この写真の背景をご覧ください。

遠近法が使われています。ルネサンス以降のデザインということですね。)

         

         

         

         

         

(↑ 上の写真は、下の左側の写真の部分拡大)

         

 

         

         

右の写真の下の方の段が黒っぽいのは、何かの影で暗いのか、

まだ修復前なので、上の段より暗いのか・・・ わかりません。

         

でも、ガラスが酸化すると、ガラスは黒ずんできます。

黒ずんできたら、ガラスを取り換えて、絵を書き直して、修復しなくてはなりません。

         

こうして、14Cや15Cのステンドグラスがこの聖堂にあるということは、メンテナンスがしっかりしているということ。

外からステンドグラスをチェックしてみました。

この聖堂は、ステンドグラス保護のため当てガラスもちゃんと当てられていて、補強もきちんとほどこされ、大事にされているなぁ〜、とステンドグラス屋としては嬉しかったです。

        

         

ステンドグラスのレポートは、まだ続きま〜す。


         

 

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