2025/08/08  (金) 

東京 猛暑の記憶

前回のブログで、ウイスキーボトルを熱で熔かした写真をご紹介しました。

今回は、いろいろなビンを溶かして作った、ステンドグラスパネルをご紹介します。

昨年、2024の夏があまりにも暑く記録的な夏でした。

最高気温35℃以上の「猛暑日」は20日
最高気温30℃以上の「真夏日」は82日
最低気温25℃以上の「熱帯夜」は47日
観測されたそうです。

その暑さを作品にあらわしたものです。

            

『第43回びどりを作品展』 (2024 9 大倉山記念館) 、高橋園子の出品作です。

            

            


             

              

 

             

東京 猛暑の記憶          

          

作家名: 高橋 園子

       

技法: 絵付け・サンドブラスト・スランピング・鉛線


  ※ 作品の写真の転載・転用、およびデザインの転用を固くお断りします。

             

              

             

             

             

             

             

【作家さんのコメント】

2023・2024年と「災害級の猛暑」が続いた夏の記憶を、作品にしました。
ウイスキー・ワインビネガー・コショウ・ワンカップ清酒などのビンや、ワイングラスの台座を熔かして使いました。
ビンも熔けるほどの暑さ… というわけではありせんが

本当に熱い夏でした。
暑さに負けないぞ!!! と、ビンに宮沢賢治の詩を彫りました。

             

             

「雨ニモマケズ」宮澤 賢治

雨にも負けず 風にも負けず
雪にも 夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体をもち
慾はなく 決して怒らず
いつも 静かに笑っている

             

              

             

一日に 玄米四合と 味噌と
少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく 見聞きし 分かり
そして 忘れず

 

             

野原の 松の林の 陰の
小さな 萱ぶきの 小屋にいて

東に病気の子供あれば
行って 看病してやり
西に疲れた母あれば
行って その稲の束を負い

             

             

             

南に死にそうな人あれば
行って 怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や訴訟があれば、
つまらないから やめろと言い

日照りの時は 涙を流し
寒さの夏は おろおろ歩き
みんなに 木偶坊と呼ばれ

             
褒められもせず 苦にもされず
そういうものに 私はなりたい

             

             

             

              

             

 

            

             

             

             

             

【会場展示風景】

            

            

           

             

             

           

             

           

・・・と書いている今年2025年も記録的な、尋常ではない暑さが続いています。

これも作品にしなくちゃ? かな?

           

           

高橋園子のウェブサイトはこちら:

           

           


 

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