「みきBLOG」　ステンドグラス工房の一日

秋なのに寒い？　

秋に着るはずの服を一度も着ることなく、冬服を着ている・・・

という方も多いようですが、皆様、風邪をひいていないでしょうか？

現在、みきデザイン工房では、【いいっしょ月間】 ということで

連日のように、フュージング窯や絵付け窯の焼成をしていて

工房の中が少しだけホンワカしています。

ご紹介する作品は冬の間に、コツコツ描いては窯に入れ…　

を繰り返し制作した作品です。今日はＭａｋｉｎｇだけご紹介します。

神谷真知子さんの　第44回びどりを作品展 （2025年9月　大倉山記念館）　出品作です。

まず、「肌」、「服」、「雲」・・・　と

それぞれの色のガラスで切り分けます。

描いている間に、それぞれのガラスが動かないように

ミツロウで仮留めします。

ガラスの上にはみ出た、ミツロウをカミソリの刃で取り除きます。

昔、父親が使っていたような、薄〜いカミソリが使いやすいです。

グリザイユというステンドグラス用の絵具で線描きをします。

筆を使ったり、細かいところはつけペンを使ったり。

シェイディング用のグリザイユ（絵具）で塗りつぶし

ハイライトだけ、豚毛の筆などで取り除いていきます。

シェイディング（影付け）をして

陰影を作り込んだら、窯で焼きつけます。

およそ600度。

シェイディング（影付け）を2回ほど繰り返すと

中間トーンも出てきます。

あとは、天使の金髪など、黄色に彩色したいところとか

少しだけ色絵具をさして、また窯で焼きます。

ボーダーも、気が遠くなるような線描きの連続・・・

さて、次回のブログでは完成したパネルをご紹介しますので、お楽しみに。

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