特別企画(草木染) - 第28回 びどりを作品展
第28回 びどりを作品展の、土日だけの企画 (2008.9.26ブログ)として、2008年9月27日(土)、28日(日)の2日間は、別棟の研修棟において、びどりを会員による特別展示をいたしました。今年は、
● 田久保康子 「多面体の試み(ステンドグラス)」
(2009.2.21のブログで紹介済み)
● 飯野千鶴 「草木染」
● びどりを有志 「いろいろな形のテラリウム」
という三つの企画でした。
今日は、飯野千鶴さんの「草木染」をご紹介します。
飯野さんの出品作の方は、既に
今回の案内はがきの写真にもなった作品です。
と 2点ご紹介しました。
飯野さんはステンドグラスのキャリアも長いですが、草木染めのキャリアも長い方です。びどりを展の特別企画は、ステンドグラス以外にも、色々な事をやっている方をご紹介する場でもあります。
今回の草木染めも、長年に渡りいろいろ染めてみた経験が生かされています。
展示しているのは研修棟の「光の庭」とよばれるサンルームのような明るく、自然光たっぷりの場所。草木染めの微妙な色がよくわかります。
草木染めのスカーフ、ショール、カットソー、エプロン、ハンカチ、タオル。
藍をはじめ、ぶどうなどの果物や、ごぼうなど野菜、花や草木などで染めています。
素材は絹、木綿……、媒染もみょうばんなど
さまざまで、本当に色々な色合いになるので
すね。
タオルも草木染めならではの、ひとつずつ微妙な色合いでインテリアとして積んでおきたいカンジ。
また、留め袖をドレス(ショール付き)にリフォームしたものも展示していました。
【本人の感想】
草木染をはじめて16年になります。草花、木等のほとんどが染料になりますので、新材料を見つけるとすぐに染めたくなり、作品が増えてしまいます。ここ3年程、びどりを展で特別展示させて頂き、皆様に見てもらう機会を得て、作品も私もうれしいです。
草木染は染める材料が同じでも、量、生地、時期によって違ってきますので、染めるたびにオリジナルな作品ができるので、とても面白いです。玉ねぎの皮や使用後の紅茶などで、簡単なキッチン染めも出来ますので、皆様もぜひ染めてみて下さい。
草木染めの展示は三回目となりますが、すこしづつ内容を変えて展示されているのは、さすがです。
本会場とは違った雰囲気で、楽しみにされている方も多いようです。