2010年 熱血講師 年末対談
嶋本 : 今年2010年の授業は昨日28日までで終了いたしました。
今年も「クリスマスまでに完成させたい!」、「年内に完成させたい!」という方が、12月の後半で続々と完成しましたね。この10日間で完成した作品をたくさん楽しませていただきました。
高橋 : そうですね。制作に長期間かかっている作品が多く、その間、生徒さん同士で完成を楽しみにしていた方が多いので、その方々のために自宅に持ち帰らずに工房に飾っていただいた作品もあります。皆さん、年始に見に来てくださいね。
お持ち帰りになった方は、「生徒さんの声」のコーナーに掲載していただくようにお願いしましたので、ご覧ください。
嶋本 : さて、今年2010年の出来事というと・・・
まず、2月に、東京都港区、白金台のプロスペクト ヘアデザインという美容室で、8人でグループ展を開催 しましたね。
店内を「雪の結晶でいっぱいにしよう!」という試みでしたので、雪や雪の結晶をモチーフにしたステンドグラスのランプやパネルをたくさん作りました。
高橋 : そうそう、昨年の今頃は、制作に必死でした。
この展覧会は、展示スペースが限られ壁にかけて展示しなくてはならなかったので、皆でいつもとは違った手法にも挑戦してみました。フュージングやモザイクといった反射光で楽しめる作品など、出品者自ら楽しんで制作しました。
何か制約があって、その制約の中で 「モノを創る」 というのもいいものだな、と思いました。
嶋本 : それから、何と言っても2010年は、「第30回 びどりを作品展」 の開催ですね。
30回記念ということで、特別に企画もたてたので、春から大忙しでしたね。
私は、「いろいろな技法のパネル」の制作のとりまとめをさせていただきました。
【30回展特別企画 いろいろな技法のパネル】
「ステンドグラスグループ びどりを」の会員がいろいろな技法で一枚のステンドグラスパネルを作りました。絵付け、フュージング、サンドブラスト・・・ などすべて違う表現方法で文字を作りました。自分の得意な技法で作った人、やったことのない技法で作った人・・・ 出来上がって見ると、わりと小さいパネルなのですが、まとまるのは大変だったんですよ〜。
工房にも飾ってありますが、2011年9月のびどりを展でも展示しますので、もう一度じっくりご覧くださいね!
高橋 : 私は、案内状とびどりを展の歴史のポスター、そして記念カレンダーのデザインを担当させていただきました。
【30回展特別企画 2011年版カレンダー】 (完売済み)
30回展を記念して制作したもので、会員のステンドグラス作品が一月に3点づつ。田中幹敏先生と絵付け講師の江本正実先生と合わせて39点がレイアウトされています。
この制作にはホント時間がかかりましたね〜。工房で「話しかけないでオーラ」を出し、モクモクとパソコンに向かっていました。あの頃、私はステンドグラス作っていませんでしたよね〜。皆様に喜んでいただけて、苦労が報われました。30回のいい記念になってよかったです。
嶋本 : このカレンダー制作は評判よかったですね。1000部があっという間に完売しましたからね。
それから、30回展は、多くの会員の方が参加し、出品数も多かったので、非常に盛大に開催することができました。長年やってきましたが、特に記憶に残る展覧会になりました。
盛大だっただけに、理事の方も会計の方も仕事が多くて大変だったことと思います。でも、皆で仕事を分担しているので、この会はとてもうまく行っているのではないでしょうか・・・
次回、31回展がどのように開催できるか、それが大事ですね。
高橋 : 明日は東京でも雪が降るかも? という予報のようで、ここまで寒くなるとすっかり忘れてしまいますが、今年の夏は暑かったですね〜。
嶋本 : そうそう、毎月クーラーの使用料が多いので電気代がすごいことになっていました。猛暑日で当たり前、といった日々が続きましたね。あんなに暑かったのに忘れちゃうもんですね。
嶋本 : そして、高橋先生は「ドイツ - ステンドグラス見学ツアー」 に向けて、またまた大忙しでしたね。
みきデザイン工房の海外ツアーとしては、32年ぶり。とはいえ、私たちにとっては初めての企画ですからね。
高橋 : これがねぇ〜、2009年12月から10ヵ月以上かけて企画したんだけど、直前まで日程の調整でバタバタしていました。それから、テキストを作る、これが大仕事でした。資料のほとんどが洋書だし・・・ でも、ツアーを有意義なツアーにするために頑張りましたよ〜!
ステンドグラスの見学はもちろんのこと、最大のポイントは、「アンティークガラス製造の見学」で、ランバーツ社にお邪魔いたしました。これは本当に感動の一日でしたね。
ケルンの大聖堂、ローテンブルクの聖ヤコブ教会、ミュンヘンのフラウエン教会・・・ どこへ行っても感動モノでした。
いま、ビデオを見ながら、写真を編集しているところです。でも、写真が5000枚くらいあるので、選ぶのに時間がかかっています。祭壇だけで何枚もあるし、北側の側廊、南側の側廊、それに後ろも、あっ上もだ、あっれ〜 その上もだ! という具合なんですから・・・ ブログへは少しずつ掲載しようと思っていますので、気長に待っていてください。
嶋本 : 2010年11月中旬に行ってきましたが、ヨーロッパに寒波が来る前でよかったです。工房では、帰国してすぐに「次はどこですか?」、「次はいつですか?」という質問が多かったですね。嬉しいことですね。また行きましょう! (場所、日程は全くの未定ですが・・・)この見学ツアーが是非、作品に反映していくといいな、と思っています。
嶋本 : 2010年は「寅」年なので、「TRY」をテーマにしていました。本当に、いろいろな技法にTRYし、それを作品に生かす方が多かったので、とても嬉しかったです。
いろいろな事に挑戦しているせいか、長期にわたって休んでしまう方が少なくなったかもしれません。
高橋 : 今年のテーマ、TRY! といえば、絵付けのワークショップは毎月のように満員になっていました。最初 「絵心がなくて・・・」という方でも、本当は絵を描いていなかっただけで、「絵心」はもっていた、という方がほとんどでした。何でもTRYして、自分の中の潜在能力を引き出して欲しいですね。
工房では、「何が出来るのだろう」、「どうやるのだろう」というワクワク感で毎日皆さん目がキラキラしてます。地道な作業の連続ですが、おやつタイムやパーティーで息抜きしながら、来年も一歩づつ共に進んでまいりましょう!
今年も当工房をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました。
年内のブログはこれで終了です。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
では、よいお年をお迎えください。
熱血講師 (嶋本美根子、高橋園子)
お疲れさまです
こうして読み返してみて、本当に大忙しの一年でしたね。
私も、30回展カレンダーの会計担当だったので、本当に忙しかったです。
でも、おかげさまでカレンダーの売上収益から、ビドリヲ会計に
多くのお金が入りました。嬉しいですね!
たくさんの方が出品してくれるとビドリヲ会計も本当に楽なんですよね〜!!!
皆さま、30回展だけで無く来年も頑張りましょう!めざせ、出品30人越え!!
私もワークショップ(Gペン講座)、10月から受講しました。
技法は、読んだり見たりしてはいましたが、やると難しいです。
でも楽しい講座でした。12/26にエマイユ彩色が終わりました。
どんな仕上がりになるのかなぁ?出来上がりが楽しみです。
両先生、お疲れ様でした。 ペコリ <(_ _)>
来年も、宜しくお願いいたします。
Re:お疲れさまでした
島子さん
「30回記念カレンダー」に会計を担当していただき、ありがとうございました。本当に助かりました。また、完売していただいた会員の皆様もお疲れ様でした。
びどりを会の会計担当のESSEさん、「いろいろな技法パネル」担当のKちゃん、絵付け指導とトラック運転のmatyamiさん、写真担当のAさん・・・ いろいろな方の協力で盛大に開催できて本当によかったです。これからも皆の力で継続していきましょう!
「ドイツ - ステンドグラス見学ツアー」では、歴史を勉強するいい機会になりました。今回ドイツに行けなかった方のために、ドイツを中心としたステンドグラスの歴史を説明した「ハンドブック」を教室で販売しています。(みきデザイン工房生徒さんへのみ販売) このハンドブックは“いろいろな時代のステンドグラスを見ていただこう”とツアーの日程を考えている時から並行して作ってきたものです。資料は洋書が多くて苦戦していたときに、いなちさんが日本語版を貸してくださいました。生徒さんの中には講師よりも知識が深い方がいらっしゃるので、このハンドブックは緊張して作りました。(冷や汗…)全カラー32ページです。
島子さんにも買っていただき、ありがとうございました。
来年も講師一同、ますます教室の充実をはかって努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。