カイザードームのキャセ
昨日、2011年11月20日は、「ステンドグラスグループ びどりを」の展覧会の打上げ&忘年会で、その後東京都内の3か所のステンドグラス見学をしました。
今日のブログはそのレポート? と思った方には申し訳ありません。前回まで2回にわたってカイザードームの思い出話しをしていますので、これが終わってからレポートしますね。
これまで、
一番古く、歴史のある 「聖母お眠りの祭壇」 のステンドグラス…
とレポートしてきて、この大聖堂のステンドグラスは 「1994年に修復作業をした」 と書きましたね。今回は、その時に作られたと思われるステンドグラスをご紹介します。
こういったデザインのステンドグラスで大聖堂一周り囲まれています。その中でも窓によって、やや黄色っぽい、緑色っぽい、空色っぽいガラスを多めに、それぞれの窓に変化がついていました。
よくガラスを見ると、いつも私達が使っているようなお馴染みのキャセドラルガラスが多いです。前回の 「聖母お眠りの祭壇」 と違って新しいものだとわかります。1994年に修復をしたということなので、その時代ならこのガラスはあったなぁ、と納得。
ガラスにグリザイユで汚しをかけてありますので、古美化され、聖堂内は落ち着いた光につつまれていました。
(でも、これだけの量のガラスを窯で焼くことを考えたら、気が遠くなる…)
聖堂内は十字架のような形になっているのですが、身廊と袖廊がクロスする部分の上から十字架が下がっています。(一番上の写真の左) その下は、カイザードームの名の由来となった皇帝戴冠式が挙行された場所です。聖堂の中心部分であり、そこから360度、上のようなデザインのステンドグラスで囲まれ、とにかく圧巻でした。
ただ、戴冠式が行われていたころは、どんなステンドグラスが入っていたのかと調べてみたくなりました。
次回、あと一回でカイザードームのネタも終わりにしようかと思います。お楽しみに。