とんぼ玉体験制作(ワンダーらんど2012 レポ-4)
今日の、ワンダーらんど2012のレポートは、初参加のN嶋さんがレポートしてくれました。
初めて‘がらすらんど‘に同行させて貰いました。
大変な不勉強ゆえ、‘ワンダーらんど‘なんて何のことやらよく解りません。
ただ、ただ、教室で制作中の、四面ランプのベースを購入するためだけに参加させて貰ったのです。
往路の車中、熱血先生に‘ワンダーらんど‘のデモンストレーションスケジュール表を手渡されました。それは、様々な技法のレクチャーや小品の作成など、催し物の試食メニューのようでした。
けれど、何をどう見たらいいんだろう。
先生と先輩方が所感を語るのを、ただ、ただ、ただ、ただ、聞く。「フュージングは…」 「絵付けは…」 「フリーマーケットは…」 「バーナーワークは…」 「バーナーワークはトンボ玉制作の体験もあるかも」 「去年、作ってた人もいましたよね」
「私、それ、やります!」
第二倉庫のA3インターナショナル主催のバーナーワークデモを覗きに行くと、テーブルの上に手作りのガラスビーズを沢山並べて販売していました。中には、「これ、どうやって作ったんですか??」と実演して見せて欲しいような、極めて凝ったビーズも。
そして、こちらでトンボ玉体験制作をさせていただくことにしました。
作ったトンボ玉がこれです。
地の色は白・水色・ピンクから選べたのですが、私が選んだのは白です。
白のガラス棒を卓上型のバーナーで熱して、金属の串…芯棒の先に巻き取ってゆくのです。その為に、一番最初は空の芯棒をただ、ただ、両手を使って回す練習でした。
くるくる、くるくる、くるくる、くるくる…
美しい球形はこの両手の動きにかかっている。
本番。白のガラス棒の先をオレンジ色に溶かし、芯棒の先に巻き取ってからが勝負です。
滑らかに、よどみなく、回す。回転が止まると、溶けたガラスは下へ垂れてしまう。既に片側に重みのある球形になってきました。
突然、インストラクターさんに肩を後ろへ引き戻されました。気がつけば前屈みになっていました。
「常に背筋を伸ばして。顔が燃えますよ」
卓上型バーナーの炎は、垂直に上へ向かって噴上げているのでした。
片寄っていても、それなりに球らしくなったガラス玉を、砕いた色ガラスの細かい破片の上で、ころころっ、と転がします。串団子にきなこや胡麻をつける要領でした。
色ガラス片は黄色や水色も混じって色とりどりなのに、バーナーで熱すると全て鮮やかな朱色の斑になり、作ろうとしているトンボ玉はこんな色だったっけ?…と、不安になるほど色が変わりました。
けれど、その朱色はとても美しく、目に焼きつくような色でした。
「冷やせば元の色に戻りますよ」
灰の中で1時間位冷やし、できあがったトンボ玉には、成る程、黄色や水色が蘇っていました。元はクリアの色ガラスでしたが、地の白いガラスが馴染んでやさしい色合いになっていました。
好みでアクセサリー等に加工できます。私はデモ販売用のビーズを3粒買い足して、スプーンを作りました。
たった3粒なのに、ビーズは色違いも入れると何十種類もあって、選ぶのがまた、ひと仕事。同行のN口さんに手伝って貰って、やっと選びました。
余談ですが、できあがったスプーンを入れて下さった袋の裏側は、‘軽井沢クラフトビレッジ‘のご案内が載ったサービス券になっていました。
(N嶋)
N嶋さんが体験制作しているところの写真は、ビーズ選びを手伝ってくれたというN口さんが撮ってくれました。N嶋さん、この写真を撮ったあと、顔が炎に近づいていったんですね!? 顔が燃えなくてよかった! そういえば、ステンドグラスを制作している時も夢中になるとN嶋さんは顔を近づけていますよね〜! 気を付けてくださいね。
芯棒に離型剤をつけて乾かしておいたり、色々と準備が大変なんですよ。これが無料だなんて!? A3インターナショナルさん、ありがとうございました。
さて、N口さんもワンダーらんどに初参加です。次回はN口さんのレポートにしようかな。
【これまでのレポート】
●ラベンダーの香りの絵付け(ワンダーらんど2012 レポ-3)
●倉庫での出会いを求めて(ガラス選び) (ワンダーらんど2012 レポ-2 )
●金環日食みたいなリングソー (ワンダーらんど2012 レポ-1 )
来年こそ行きたいです!
スプーンかわいいですね!昨年ビドリヲ展即売コーナーの出た「トンボ玉のしおり」のトンボ玉に、手持ちの鎖を通してすごーく愛用しています。毎日のように着けることもあります。貴和でビーズを買ってサイドに付け足そうとしたのですが、穴のサイズがが違っていてあきらめ、一個だけのシンプルなものです。作者さん、又出品下さいね。来年のことはわかりませんが私も機会があれば挑戦。
お上手です!
今回のとんぼ玉の体験は、他ではちょっと無いものだったようですね。
デベソにもなっていないし、綺麗な丸い玉になってよかったですね♪
(他での体験で歪んだ玉を作った経験あり(・・、) )
耐熱硝子の体験をした時には、炎の中の硝子の光が凄く綺麗で
吸い込まれそうになったことを思い出しました。(気付いた時に随分と前のめりに!!)
りっかさんに同感
みきデザイン工房でも「いろいろやってみよー」のワークショップでガラス玉を作ったことがありますが、いびつになってしまいました。
作っている時は「いいぞ〜」と思っていましたが、冷静に見ると…
模様のつけ方も、N嶋さんのは素敵です。