2016/08/01  (月) 

イーリー大聖堂 レポート -3

ウナギの話しで脱線気味ですが、

肝心の 「イーリー大聖堂」 のステンドグラスのレポートに戻ります。              

                

あまりにもステンドグラスが多いので、かいつまんでレポートしまーす。

この大聖堂は、当初、修道院として開設したので、

その当時の修道院の建築様式の特徴通り、

そう 「窓が小さい」 です。

                

 

                

そして、中世は、丸またはメダイヨンの中にデザイン

というパターンが多いです。

                

 

                

だんだん、デザインのパターンが増えるとともに、

ゴシック建築などにより、窓も大きくなってきます。

                

 

                

そうすると、一つの窓に、一つの人物。

上から順に、神に近い人からデザインされます。

                

                

大窓を使って、物語を語るようなデザインになっていきます。

                

                 

ステンドグラスが成熟してきたな!

                

と思う頃、落とし穴が…

                

15Cのルネサンスの影響を受け、

ガラスに、油絵のようにエマイユを塗りたくって描くことが流行ってしまった・・・


                 

                 

しかし、産業革命で景気がよかったヴィクトリア王朝のイギリスでは、

豪華な 「ヴィクトリアン・ステンドグラス」 が流行る!

                

                

 「ヴィクトリアン・ステンドグラス」 って、どこでわかるの?

背景の豪華なデザインを見れば、ほぼわかります。

                

                

その後、 「ヴィクトリアン・ステンドグラス」 工房で働いていた、

ラファエル前派の画家たちが下絵を描いたステンドグラスが流行ってくる。

                

                

鉛線のライン自体が、

デザインの線になっている。

エマイユを多用せず、

派手すぎない色ガラスそのものの美しさを引き出している!

これがこの時代の特徴。

                

そして、私たちの今回のツアーのポイントは、最後の2枚の写真。

19Cのイギリスのステンドグラスがテーマでした。

                

・・・ というわけで、ホントにかいつまんで、この大聖堂のステンドグラスのレポートをしてみました。

もっと、たくさんあるので、申し訳ないのですが。

              

             

次回に続く。

              


 「イングランド ステンドグラス見学ツアー」 

「イーリー ステンドグラス美術館」 と 「イーリー大聖堂」 のレポート:

                

・  2016.07.30 イーリーとウナギ (イーリー大聖堂 レポート -2)

・  2016.07.28 「イーリー大聖堂」 レポート-1

                 

・  2016.07.26 「イーリー ステンドグラス美術館」 レポート-3
・  2016.07.24 「イーリー ステンドグラス美術館」 レポート-2

・  2016.07.22 「イーリー ステンドグラス美術館」 レポート-1

・ 2016.06.21 みき Facebook:
・ 2016.06.20 みきBlog 「イングランド 速報 5」

        


        

| コメント(1)

この記事へのコメント

 このステンドグラス全部・・・

今回のブログに載っているステンドグラスは
ぜーんぶ、イーリー大聖堂で撮ったステンドグラスですよ〜。

イーリーとウナギ (イーリー大聖堂 レポート -2)
イーリー大聖堂 レポート 4