ブールジュ大聖堂 -10
ブールジュ大聖堂のレポートは、もう10回目になります。
後陣のステンドグラスと、右の写真の一番下の段の各礼拝堂のステンドグラスを中心にレポートしてきましたが、まだこの大聖堂のステンドグラスのほんの一部です。
身廊の上の方のステンドグラスは、遠いし、南側にも北側にもたくさんあるし・・・
写真を撮りにくいので、レポートを省略することにします。
ほとんど、どの窓も「一つの窓に一人の聖人・守護神」といった意匠です。
その下の段のステンドグラスも同様に両側にたくさんあります。
そのいくつかをレポートします。
疑問に思ったステンドグラス その1:
上のステンドグラスは、修復前のステンドグラスなのでは?
グリザイユが酸化してところどころ黒くなってる・・・
そして、下の写真が修復後?
どうでしょう?
このグリザイユの窓の、私の想像は以下の通りです。
最初の窓は、北側の「修復前」のパネルで、その次が南側の「修復後」のパネル。
ガイドさんに説明されたか、覚えている方いらっしゃいますか? またはご存じの方がいらっしゃいましたら、コメントをお願いします。
疑問に思ったステンドグラス その2:
こちらも、どうでしょう?
このグリザイユの窓は私の想像では以下の通りです。
上が北側の「修復前」のパネルで、下が南側で「修復後」のパネル。
どなたかご存じの方がいらっしゃいましたら、コメントお願いします。
疑問に思ったステンドグラス その3:
上のパネルを見て、時代の違うステンドグラスが組み込まれているのでは? と思いました。
下の写真の部分だけ13C?のステンドグラスを残して、そのほかは傷みが激しいので、他のデザインにしたのかな、と思いました。
下の写真のボーダーの部分も、古いステンドグラスを残したのかもしれません。
次のパネルも同じように、修復されているのでは?
古いステンドグラスなのでは、と思われるのが次の部分。
いかがでしょう?
こういったステンドグラス見学は、ステンドグラス好きにはとても面白いです。
他の国でも、こういった修復をしている所もあります。
ご興味のある方は、イングランドのヨーク大聖堂のレポートをご覧ください。
修復のため傷んで取り除いた窓に、修復中に同じ絵のスクリーンを下げていることがあります。窓が素ガラスだけで寂しいということもあるでしょうが、聖堂内の絵画や彫刻が直射日光で傷まないようにする効果もあります。
上の写真はスクリーンじゃないですよねぇ・・・ わからない・・・
フランス・イングランド・ドイツは修復技術が進んでいるので、修復部分の見学は興味深いです。
みきデザイン工房 フランス - ステンドグラス見学ツアー 2019年6月
【ブールジュ大聖堂 レポート】
2020年10月22日〜 YouTubeで配信中!
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