フィレンツェ・ドゥオモ レポート-5
これまで、 2013年6月 みきデザイン工房主催 イタリア ステンドグラス見学ツアー
レポート-1 では、フィレンツェ・ドゥオモの外観
レポート-2 では、側廊のステンドグラス
レポート-3 では、入り口のステンドグラス
レポート-4 では、ファーサードの丸窓
を紹介しました。
さて、今日は内陣へと足をすすめてまいりましょう。
身廊から祭壇へと進んでいくと…
思わず、上を見上げてしまう空間。
そのドーム状の天井。
そうです、クーポラの内側です。
そこには、ジョルジョ・ヴァザーリ作のフレスコ画、『最後の審判』 があります。
しばし、見とれます。
そして、その周囲の丸窓に目を移すと、ステンドグラスがいっぱい!
パオロ・ウッチェロ、アンドレア・デル・カスターニョ、ロレンツォ・ギベルティ、ドナテッロ・・・
あ〜、有名人だらけ!!!
彼らがデザインし、14〜15Cにかけて制作した、降誕、十字架降下、復活、聖母の戴冠、昇天、ゲッセマネでの祈り、宮参りの7枚があります。(丸窓は8ヵ所あります)
私はビデオ撮影をしたので、写真は生徒さんにお任せでしたが、
感激しすぎてか…
遠すぎてか…
写真は、以上の3枚しかありません。
あ〜、残念!
これらのステンドグラスは、下の写真のオッキオ(丸窓)に入っています。
ステンドグラスを守るための当てガラスが入っているか、カメラをズームしていると・・・
このクーポラの上に人がいる!
そうです、映画 「冷静と情熱のあいだ」 を観た方は、ご存じですね。
ここまで登れるのです。
私達が行った日は、ここに登る大行列が出来ていて、40分待ちだというので、行けなかったのです。
その代わりに、この写真を撮ったジョットの鐘楼から、フィレンツェの景色を満喫!
・・・したのは、85メートル 414段も階段を登った一部の方だけ。
ちなみに、私は、クーポラの写真の向こう側にある付属美術館に行っていました。
ここには、ミケランジェロのピエタ像、天国の扉のオリジナル、ドナテッロの三体の彫刻のオリジナルなど美術品の宝庫!
・・・ですが、これまた時間がなく、売店の本をあさっていました。
・・・ というわけで、今日も内陣まで進めずにおわりです。
次回をお楽しみに。