サンタ・クローチェ聖堂-2
フィレンツェの 「サンタ・クローチェ聖堂」(Basilica of Santa Croce) のレポートの続きです。
(2013年6月 みきデザイン工房主催 イタリア ステンドグラス見学ツアー )
「サンタ・クローチェ聖堂」 の聖堂は、フランシスコ会の質素さを反映したデザインです。
そして、その 「清貧」 というイメージのためか、この教会に埋葬されることを願う方が多かったそうです。多くの貴族や有名人の墓標があることでも知られています。
まず、こちら! ミケランジェロ・ヴォナロッティの墓標。
ミケランジェロの墓標は、ヴァザーリの作です。
ヴァザーリといえば、あの「芸術家列伝」の、あのヴァザーリです!
すごいなぁ〜
左は、ガリレオ・ガリレイの墓。 右は、ダンテの墓。
すごいなぁ〜
マキャヴェッリ、ロッシーニの墓などもあります。
下の写真は、誰が誰の何だったか・・・
そのほか、サンタ・クローチェ聖堂は、「バルディ家礼拝堂」 とか、「バロンチェッリ礼拝堂」 とか、それぞれに囲みがありまして・・・
それぞれが美術品の宝庫!
「バルディ家礼拝堂」 には、ジョットの「聖フランチェスコの生涯」フレスコ画が一面にあります!!! 見渡す限り、ジョット、ジョット、ジョット!
ルネサンスの租とでもいうべきジョットの円熟期のフレスコ画です。
清貧思想を説き絶大な人気を誇った聖人、聖フランチェスコの教えと生涯とが描かれているそうです。
左の写真は、ドナテッロ 「受胎告知」 。
ルネサンスの租 チマブーエの十字架像は、修復中で見れませんでした。
(フィレンツェをガイドしてくださったAさんは、チマブーエが大好きで、大好きで・・・ ウフィツイ美術館でもチマブーエとジョットばかり案内していたなぁ・・・)
下の写真は聖具室。
とにかく、美術館のように豪華な作品がたくさんあるのだけど・・・
白い壁のせいか、広いせいか、そんなに、ゴテゴテしてないというか・・・「清貧」 という雰囲気がただよう、落ち着く聖堂でした。
「パッツィ家礼拝堂」 は別棟にありました。
ここも、ブレネレスキが作ったものです。
ブレネレスキといえば、フィレンツェ・ドゥオーモを建てた建築家。
正面の小さな円形の礼拝堂です。
入口アーチの天井も素敵でした!
さぁ、次回は、サンタ・クローチェ聖堂のステンドグラスのレポートです。